【日本株】2024年・夏の「おすすめ10万円株」を紹介!過去3年の平均成長率27%と高成長の「ELEMENTS」、利回り3.8%で黒転予想の「アルプスアルパイン」に注目
【2024年・夏のおすすめ10万円株】上場来、高成長を続ける「ELEMENTS」や、今期黒字転換予想で高配当な「アルプスアルパイン」に注目! 【図版】黒字転換予想で安定的な高配当も見込める銘柄 ●少額で買える急成長株の「ELEMENTS」や、 安定的な高配当も見込める「アルプスアルパイン」に注目! 日本株の売買単位は原則として「100株」だが、100株を買うために必要な最低投資額は、銘柄によって数千円~数百万円までバラつきがある。当然、株価が安くて最低投資額が低いほうが買いやすいが、株価が安い銘柄は業績が悪いなどの理由で不人気な場合が多く、注意が必要だ。とはいえ、なかには最低投資額が10万円台以下の「10万円株」でありながら、好業績で成長性が高い銘柄もある。 そこで、ここでは10万円台以下で買えて、アナリストが業績や成長性をチェックしたうえで”強気”と評価している「10万円株」の2銘柄を紹介していこう(※最低投資額などの数字は、2024年6月5日時点。投資判断は今後3カ月に関するもので「買い」「強気」「中立」「弱気」「売り」の5段階。投資判断や分析コメントはアナリストなど16名から構成された「ダイヤモンド・ザイ人気500銘柄分析チーム」が担当)。 最初に紹介する10万円株は、6月5日時点で100株を10万円で買えるELEMENTS(5246)だ。 ELEMENTSは2022年12月に上場したばかり。AIを用いた個人認証サービスを提供し、売上の過去3年の平均成長率は27%と高い。営業損益も第1四半期まで3四半期連続の黒字と順調で、通期の黒字化も期待できる。 主力である本人確認の自動化サービスは5年連続で市場シェア1位を獲得し、過去3年の平均成長率は57%。今後も市場規模の拡大に伴って同程度の成長が期待できる。新たに提供を始めた画像生成AIサービスの展開にも注目だ。 続いて紹介する10万円株は、100株を15万円で買えるアルプスアルパイン(6770)だ。 アルプスアルパインは電子部品と車載機器の大手。車載向け製品は自動車生産の回復により需要が増加しているが、モバイル向け製品が低迷。前期の当期損益は赤字に転じた。グループのアルプス物流の株式を一部売却し、特別利益の計上で今期は黒字転換を見込む。 売却益は次世代自動車の一つの形である「デジタルキャビン」など成長投資に振り向けると考えられ、低迷するモバイル部品の依存度を引き下げる。構造改革により業績改善の期待が高まる。さらに売却益は株主還元にも充てられるだろう。すでに配当利回りは3.87%あるが、DOE(株主資本配当率)の導入で、今後は安定的な配当にも期待できる。
ザイ編集部
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