北海道・旭川市に〝北口榛花ロード〟が実現!? 旭川市市長にお願い 「日本記録を更新するたびに工事を」/陸上
陸上女子やり投げで、パリ五輪で金メダルを獲得した北口榛花(JAL)が2日、東京都内で行われた表彰式に出席した。グランプリを受賞した北口は、シックなグレーのスーツに身を包み、女子バレーの元日本代表主将で特別賞を受賞した古賀紗理那さんと登壇。「2年前も(賞を)いただいて、その時は泣いてしまったけど、きょうは絶対泣かないと思ってきました。今回は耐えられてよかったです」とトレードマークの笑顔で喜んだ。 会では、北口の出身地である北海道旭川市の今津寛介市長が、〝公約〟を発表。「1つ目が、パリ五輪のパブリックビューイングを旭川市長がで行った8月11日か、旭川市でパレードをした10月13日を『北口榛花の日』に制定すること。2つ目が、市内の陸上競技場の名称を『北口榛花記念陸上競技場』とすること。3つ目が、モニュメントの建設」と宣言。これを受け、北口は、「モニュメントを建てるなら、『北口榛花ロード』みたいなのを作っていただいて、日本記録の距離を線で引いていただいて。記録を更新するたびに工事していただく、みたいな」と逆提案。地元の大スターの活躍に、新たな観光名所が誕生するかもしれない。 北口は今季、8月のパリ五輪で陸上の日本女子フィールド競技史上初の金メダルを獲得。9月のダイヤモンドリーグファイナルでは、連覇を達成した。あらゆるタイトルを獲得してきた中で、「金メダルを取ったり、大きなことを成し遂げたりするとバーンアウトというか、燃え尽きるみたいなことが言われている中で、金メダルを取っても記録が自己ベストではなかったので、燃え尽きることはなかった。オリンピックの金メダル、世界陸上の金メダル、ダイヤモンドリーグも優勝して、タイトルというタイトルをすべて取ったけど、それでもまだ目指すべきところがあるのは幸せなこと」と振り返った。 来年には、東京・国立競技場で世界選手権が開催される。母国での大会連覇もかかる試合に向け、「夢の70メートルを目指して。(来年は)皆さんと一緒に君が代を聞けるように頑張りたい」と意気込んだ。