韓国のエース、シン・ユビンは笑顔で早田ひなを称え抱擁、そして涙 韓国20年ぶりメダルならず かん高い絶叫響かせ序盤圧倒も…早田の執念に屈す
「パリ五輪・卓球女子シングルス・3位決定戦」(3日、パリ南アリーナ) 韓国で“天才卓球少女”として注目され、数々の歴代記録を塗り替えてきたという同8位のシン・ユビン(20)=韓国=が同5位の早田ひな(24)=日本生命=と対戦し、2-4で敗れ、韓国女子としては04年アテネ五輪以来20年ぶりのメダル獲得はならなかった。 【写真】銅メダル獲得で感極まる早田ひな 死闘演じたシン・ユビンとハグ お団子頭の韓国のエースは、準々決勝で平野美宇(24)=木下グループ=との4-3でフルゲームの死闘を制して準決勝に進出。準決勝では陳夢(中国)にストレートで敗れ、3位決定戦へと回ってきた。 かん高い叫び声とともに、気迫溢れるプレーと強烈なバックハンドを駆使し、第1ゲームは早田を圧倒。ただ、日本のエースの執念に3ゲーム連取され、第5ゲームは奪い返したが、第6ゲームは序盤からリードを奪われ、押し切られた。試合後は涙の早田を笑顔を浮かべながら抱擁し祝福。その後、自身のコートサイドに戻ると、涙を流した。 同選手は昨季Tリーグの九州アスティーダでプレーしており、日本でもお馴染みの選手。韓国ではモデル活動も行う。人気グループ・BTSのファンであることが知られており、開会式が行われた27日には韓国軍に入隊中のメンバーVが自身のインスタグラムに「ユビン卓球ファイティン」と激励したことで話題を呼び、「成功したオタク」として認定されているという。