毎日ではなく「毎月のゴール」を設定した方が効果的な5つの理由
2. 大事なタスクに集中できる
毎月の目標を設定することで大きく改善できたのは、集中力でした。毎日のタスクリストをつくれば、予定やタスクを小分けにして取り組みやすくなると思うかもしれません。 でも私の場合、それでは自分がどこに向かって進んでいるのかはっきりとせず、タスクリストは長くて絶えず変更が入るリストの集まりになってしまっていました。毎月の目標を設定することで、より大局的に考え、本当にに大事なことに集中しやすくなったのです。 たとえば、毎日10件の小さなタスクを消し込んでいかなければなどと考えるのではなく、「今月中にブログの記事を5本書く」とか「家の修繕や改良をひとつ完了する」といったより広い目標に取り組めるようになりました。 時間の枠を大きく設定することで、より大きな目標に集中できるようになり、割り込みがあっても気にせず、時間も効率的に使えるようになったのです。
3. プレッシャーを減らし、燃え尽き症候群を防ぐ
少なくとも私にとって、毎日のタスクリストというのは際限のないトレッドミルのようなものでした。 1日のタスクをすべて完了できた時は良いのですが、なにかやり残してしまった時には罪の意識を感じるようになっていました。このようなプレッシャーが連日積み重なって、すぐに燃え尽き症候群のようになっていたのです。 毎月の目標設定を利用すれば、広い視野から物事を考えられますので、このようなプレッシャーもありません。ああしておけば良かったとか、くよくよすることもなく、より大局的に考えられます。 1カ月の間に自分が終わらせたいと思っていることに集中すればよかったので、毎日、時間と戦っている気分になることもありませんでした。毎月の目標設定をしていると、遅れてしまっているなどと思わずに、必要な時には休息できるのです。
4. 長期計画を立てられるようになる
毎月の目標設定を行なうと、自然と戦略的に考えるようになります。 目先の必要性に迫られて行動するのではなく、将来を考えて計画できるようになりました。また、プライベートな目標や、仕事上の目標と自分の行動を一致させるようにもなりました。 たとえばライティングのスキルを向上したいと思ったら、ある月の目標を「ライティングのコースを修了し、2本の記事を提出する」と設定すれば、その目的をより扱いやすいステップに分解できます。 3本の記事は時間があるときに書けますし、ライティングのコースは月内の好きなときに学ぶことができます。状況に応じて無理なく取り組めるのです。 このアプローチを用いることで、自分は意味のある成長を続けており、単にタスクのチェックを行なっているのではないと確信できました。