熱闘へ仕上がり万全 19日に高校相撲金沢大会 遠来勢、卯辰で最終調整
第108回高校相撲金沢大会(北國新聞社など主催)を翌日に控えた18日、金沢市の石川県卯辰山相撲場の練習土俵には遠来勢が続々と訪れ、朝稽古で最終調整に励んだ。地元石川の金沢学院大附と金市工なども仕上がりは万全で、栄えある黒鷲旗を懸けて66校が出場する伝統の大会へ選手たちは闘志をみなぎらせた。 「よいしょー」「おりゃー」。高校生力士が憧れる卯辰山相撲場に元気な声が響き、各校の選手たちが精力的に汗を流した。 午前8時半、最初に練習土俵に上がったのは南宇和(愛媛)。四股やすり足で入念に動きを確認して最終調整した。福原丈一朗主将(3年)は初めて訪れる相撲場に「とてもきれいで新鮮。チームの勝利につながるような相撲を取りたい」と決意を新たにした。 前回大会で団体3位の高岡向陵(富山)、大相撲小結の大の里(津幡町出身、二所ノ関部屋)の母校である海洋(新潟)、飛龍(静岡)、三本木農恵拓(青森)なども午前中に体を動かした。 金沢学院大附と金市工も午前、それぞれの学校で稽古した。 19日は午前8時からの開会式の後、予選1~3回戦、団体決勝トーナメント、予選全勝選手による個人決勝トーナメントが行われる。