「不労所得」完全ガイド。経済的自由を勝ち取るための戦略とは？（海外）
不労所得を確立するには
不労所得を確立するには、周到な計画、そしてみずからのゴールと限界の理解が欠かせない。計画を急ぎすぎないこと。 ゴールとリソースを決め、リスクをどこまで受け入れるかを考える：最初に、金銭面でのゴールを設定しよう。副業として、少しの追加収入がほしい？ 長期的な富が築きたい？ 早期リタイアしたい？ また、時間、資金、スキルなど、今手元にあるリソースをしっかりと確認すること。 もうひとつ重要なのは、リスクをどこまで受け入れるかという問いだ。今の金銭状況で、リスクの高い投資をすることが可能だろうか？ それとも、大きく成長する可能性は低いとしても、より安全で、安定している収入源を目指したほうがいい？ 「不労所得」戦略の選択：自分のゴールが決まれば、そこへ行くための手段が選びやすくなる。今あるスキル、知識、リソースに応じて、自分の状況に適した戦略を選ぼう。 たとえば、不動産賃貸に関する経験や知識がある人は、不動産に投資する気になるだろう。だが、資金が潤沢で、物件のメンテナンスにじゅうぶんな時間と労力を投じる余裕のある人だけが、この戦略を検討すべきだ。必ずリサーチを行ない、自分がやろうとしている「不労所得」戦略に伴うリスクのすべてを理解しておくこと。必要なら、専門家にアドバイスを求めよう。 忍耐強く、現実的に：不労所得が安定し、信頼できる状態になるまで、長い時間がかかる。一夜にしてできることではない。初めのうち、多くの時間や労力を注ぐ必要もあるだろうし、収益が出始めるまでは出費が必要になることもあるに違いない。ほとんどの場合で、不労所得が本当に「受動的」になるのは、ずいぶんあとのことだ。 製品やサービスに影響する市場の動向、消費者の関心、経済状況などの把握に努めよう。
不労所得──よくある質問（FAQ）
不労所得を生み出すのに、どれぐらいの費用が必要？ 不労所得を生み出すのに必要な初期費用の額は、選んだ戦略によって大きく異なる。不動産を賃貸する場合は、配当株に投資するよりも多くの資金が必要になるだろう。ですが、初期投資額が大きい戦略ほど、のちに多くの収益をもたらす可能性が高いとも言える。 不労所得は、本当に受動的なの？ 必ずしも、いつも受動的なわけではない。軌道に乗ってからは最小限の労力で一定した収入をもたらす不労所得もあれば、より多くの保守や管理が欠かせないものもある。 不労所得でフルタイムの仕事を置き換えられる？ 「不労所得」戦略を巧みに計画し、うまく実践することで、フルタイムの仕事を置き換えることは可能だが、それには通常、かなりの時間と努力と労働が必要になる。加えて、すべての「不労所得」戦略が、それだけで生計を立てられるほど多くの収益を生むわけでもない。 不労所得と税金の関係は？ 不労所得は課税対象で、多くの場合、その種類によって税率が異なる。分野ごとに異なる納税義務や納税計画について理解するために、税の専門家に相談しよう。国税庁は、不労所得に対して特定の規定を設けて、その収入活動に個人がどの程度関与しているかを判断している。 不労所得に伴うリスクを下げる方法は？ 不労所得に伴うリスクを最小限に抑えるための最も確実な方法は、収入源を多様化することだ。また、学習を続けて、各収入源の長所と短所を徹底的に調べるべきでもある。業績に応じて、ときどき自分の戦略を調整する必要があるだろう。
Kevin L. Matthews II ,Tessa Campbell
