清潔でも……令和の時代に「アタマジラミ」ナゼ? 女の子に多く発生、“フケ”と勘違いも 経路と対策は?【#みんなのギモン】
日テレNEWS NNN
ヒトに寄生して血を吸う「アタマジラミ」。決して昔の話ではなく、令和の今、子どもたちの間でも感染が広がっています。髪を洗って清潔にしていも寄生し、子どもや女の子に多いといいます。子どもに見つかった当事者や医師に、体験談や対策を聞きました。 【画像】梅雨時から多く発生 吸血害虫…「トコジラミ」に注意 相談件数は約15年間で17倍以上に そこで今回の#みんなのギモンでは、「令和の時代に…アタマジラミ」をテーマに、次の2つのポイントを中心に解説します。 ●どんな虫? 清潔にしていても ●なぜ今? 対策は
■念入りにシャンプーをしても取れず
加納美也子解説委員 「ヒトの頭に寄生するシラミですが、昔の話だと思っていませんか?」 河出奈都美アナウンサー 「あまり実感がないですけれども…」 森圭介アナウンサー 「我が家は去年、子どもに発生しました。流行ってるんですよね」 加納解説委員 「令和の子どもたちの間でも感染が広がっているんです。every.のスタッフの子どもの頭の写真をよく見ると、白い粒が見えます。これがアタマジラミの卵なんです」 鈴江奈々アナウンサー 「フケと見間違えちゃいそう…」 加納解説委員 「一見してフケと勘違いされる方もいるので、発見が遅れることもあります」 「小学生と保育園の子がいるスタッフなんですが、ゴールデンウイーク中にふと下のお子さんの頭に小さな白いものがあることに気付き、『珍しくフケが出ているな』と思い、念入りにシャンプーをしても取れませんでした」 「指でこすってもなかなか取れないので、『もしかしてアタマジラミなのでは』と気付いたそうです」 「急いで上のお子さんの頭もチェックすると、同じように白いものが見つかり、小児科を受診。アタマジラミの卵と言われたといいます。受診後、子ども2人は丸刈りになったそうです」 「シャンプータイプの医薬品を使いながら今も毎日、目視でチェックをしているということです。お子さんは頭をかゆがっていたことはなく、卵を見つけて気付いたそうです」 「もちろんお風呂に入って普通に生活していました。それでもこんな身近に、アタマジラミがつくということがあるんですね」 森アナウンサー 「うちも最初、『これ何だろう』と思いました。下の子にまずシラミが出て、次の日に上の子にうつっていました。一気に広がってびっくりしました」