生稲晃子外務政務官「極めて遺憾」靖国参拝報道めぐり共同通信社社長から直接謝罪受ける
外務省の生稲晃子政務官(56)は28日、同省で共同通信社の水谷亨社長と面会した。水谷氏から、同社が2022年8月15日に生稲氏が靖国神社を参拝していたと報じていた内容は誤りだったとして、謝罪と事実関係などの説明を受けた。 同日、外務省が発表した。 当時の報道を受けて、今月24日に新潟県佐渡市で開かれた世界文化遺産「佐渡島(さど)の金山」の労働者追悼式をめぐり、韓国側が出席を見合わせるなど外交問題に発展した。 水谷社長は「誤報を出したことについて、生稲外務大臣政務官に対して共同通信社として謝罪します」と、生稲氏に社として謝罪した上で、日韓関係に影響を与えたことを遺憾に思うとの認識を示した。「本件を重く受け止めており、なぜこのようなことが起きたのか、引き続き検証し、再発防止策を内外に説明します」とも語ったという。 生稲氏は水谷社長に対し「今般の事実に基づかない報道が『佐渡島の金山』追悼式について混乱を生じさせたことは、極めて遺憾です。私自身、大変心を痛めています」と、応じた。 その上で「本日、誤報に至った経緯について水谷社長から説明と謝罪の言葉があったことに留意します。再発防止策を徹底し、対外的にしっかりと説明していただきたいと思います」などと伝えたという。