「忘れない…」小学校閉校を前に…心に刻む故郷の眺め 児童と住民が熱気球に乗り“最高の思い出”
閉校が取りざたされると大輔さんたちは何とか小学校を残そうと、行政に掛け合ったそうです。 父・大輔さん(37): 「この子たちが、できれば誰か1人くらい(信更町に)住んでくれるってなったときに、学校がないとなかなかそこに住むってならないかなって。もう長野市としても残す気、全くないし、これ無理なんだなってことが分かったので、仕方ない時代の流れなのかなって」
多くの児童が思い出をつくり巣立っていった小学校。 結愛さんはー。 唐木結愛さん(6年): 「信更小も昔から続いていて、今につながっているんだなって思ったし、楽しそうだった。(閉校は)すごく寂しい」
10月28日―。 音楽会当日。 その前に児童も住民も心待ちにしていたイベントが開かれました。 児童: 「浮いたー!でっかい!」 保護者などが実行委員会をつくって「心に残る体験を」と、企画した熱気球イベントです。
信更小学校閉校行事実行委員会・小林美和子さん: 「学校とか地域を空から見てもらって、信更という場所を心に刻んで好きになってもらいたい。寂しい気持ちが一番あるんですけど、心に封印してきょうは楽しいことを表に出してやっています」
まず児童と保護者が搭乗。 上空約20メートルを5分間―。
気球に乗った児童はー。 5年生・大矢太河さん: 「すごく楽しかった。上からだからいろんな建物とか見えた。いつも見る景色が違って身近なものを見られて、ここらへんってこんな感じなんだって知れてよかった」 5年生・竹内一二三さん: 「いつも見る景色が違って、身近なものを見れてここらへんってこんな感じなんだなって感じられてよかった」
結愛さんたちの順番が回ってきました。 唐木結愛さん(6年): 「わー太陽が近い!田んぼがきれい!」
思い出の校舎、里山の風景ー。 5分間、しっかりと目に焼き付けました。 唐木結愛さん(6年): 「すごく楽しかった。信更小めっちゃきれいだった。でかかった」