年内V3戦予定の井上拓真「決まれば楽しみ」中谷潤人との王座統一戦に意欲
プロボクシングWBA世界バンタム級王者井上拓真(28)が年内に3度目防衛戦に臨む見通しを明かした。4団体統一スーパーバンタム級王者の兄尚弥(31=ともに大橋)と一緒に23日、東京・江東区のWOWOWで、7月15日午後9時から放送されるエキサイトマッチSP「井上尚弥VSネリ」「井上拓真VS石田匠」の収録に参加。5月6日、東京ドームで臨んだ石田匠(井岡)との2度目防衛戦を自ら振り返った。 WBC世界バンタム級王者中谷潤人(M・T)との将来的な王座統一戦実現を問われ、井上は「決まれば楽しみ。自分としてはやりたい。お互いに勝ち続ければやると思う」と前向きな姿勢。さらに兄尚弥に続く、バンタム級の4団体統一にも意欲を示していた。 井上は今年2月に元IBF世界スーパーフライ級王者ジェルウィン・アンカハス(フィリピン)を9回KO撃破して初防衛に成功。同5月に石田とのV2戦に判定勝利していた。「めったに(東京ドームの試合に)出られるものではないから」と兄弟同時防衛戦を実現するために約2カ月半の短いスパンでリングに立ったこともあり、蓄積した疲労を回復させながら3度目防衛戦を見据える。 来週からスパーリングを開始する予定で「年内には次の試合をやりたい」と意欲を示していた。