那須川天心、判定勝ちで『ボクシング初タイトル』9回にダウン奪う… “大谷言及炎上”も“熱愛報道”もプラスに【7大世界戦+那須川天心】
◇14日 ボクシング 7大世界戦+那須川天心 第2日(東京・有明アリーナ) いずれもバンタム級でWBCとWBA3位、WBO12位の那須川天心(26)=帝拳=が、WBOアジアパシフィック同級王座決定戦で、ジェルウィン・アシロ(フィリピン)に3-0で判定勝ち。ボクシングでの初タイトルを獲得し、国内での世界戦挑戦資格を得た。那須川のボクシング転向後の戦績は5戦5勝(2KO)。 ◆立華理莉&霧島聖子、ラウンドガールを務める【写真】 2日間で世界戦×7という大イベントの中で、那須川が地域タイトル戦で負けない輝きを見せた。2試合連続KO勝ちの勢いそのまま、終始攻め続けた。9回にダウンを奪うなど、攻守とも隙なくベルトを巻いた。 ゴング前のちょっとしたお騒がせも、力にしてみせるメンタルが武器だ。ドジャース・大谷の報道に「飽きないですか?」という趣旨のコメントを出してプチ炎上すると「(話を)切り取られたけど、いい炎上。試合を見てくれる人が多くなる」とケロリ。さらに写真週刊誌によるダンサーとの熱愛報道についても「逆に気合が入った」。とにかくポジティブ。怖いもの知らずで、主要4団体の王座を日本人が占めるバンタム級戦線に殴り込む。 ▼那須川天心(なすかわ・てんしん) 1998年8月18日生まれ、千葉県松戸市出身の26歳。5歳で極真空手を始める。小5からキックボクシング。2014年7月にプロデビュー。15年にRISEバンタム級王座を獲得。16年にRIZINに参戦して総合格闘技デビュー。18年、RISE世界フェザー級王者。22年6月に武尊に判定勝ち後、ボクシングに転向した。ボクシング以外のプロ戦績は、キックボクシング42戦全勝(28KO)、総合格闘技4戦全勝(3KO)、ミックスルール1戦1勝(1KO)。左ボクサーファイター。
中日スポーツ