「Apple Intelligence」だけじゃない!アップルがWWDC24で“予告”した「iPhone」進化の中身、秋からもっと「自由」に、来年はもっと「便利」になる
増えた機能を収めるために、グループ化して複数の画面に配置できるようになっている。グループは、縦スクロールで切り替える仕組みだ。 ロック画面に配置されているカメラと、ライトのアイコンは、ほかの機能と差し替えることができるようになった。iPhone 15 Proシリーズの本体側面にあるアクションボタンに割り当てられる機能も、よりバリエーションも増え、自分流のカスタマイズできるようになった。 ■ついにパスワード地獄から解放される?
注目はカスタマイズ性の向上だけではない。面倒なパスワード管理を助けてくれるアプリが登場する。サービスやアプリごとにアカウントがあって、パスワードがもう管理できていないという人は多いのではないだろうか。 秋のアップデートで追加されるのは、その名もズバリ「パスワード」。従来の「キーチェーン」を元に、より幅広いパスワードを一元管理できるようにするもので、アプリやウェブサイトのパスワードはもちろん、Wi-Fiのパスワードや認証コード、パスキーなども管理してくれる。もちろん、iPhoneだけでなくiPad、Mac、Vision Proなどほかのアップル製デバイスと連携される仕組み。さらにウィンドウズPCともiCloud for Windowsアプリ経由で連携させることが可能だ。
自動入力機能を使うと、パスワードアプリに自動的にパスワードが追加され、それぞれのデバイス間で安全に同期される。 パスワードアプリに委ねれば、それぞれに十分な強度の複雑なパスワードを割り当てることができるし、それをTouch IDやFace ID、Optic IDなどの安全な生態認証システムによって解除することができるようになる。 追加される機能は、それだけではない。 メールには、デバイス内の高度なAI処理により「重要」「取引」「アップデート」などカテゴリーを判断し、自動で分類する機能が付いた。