ホテルのロビーに「ご自由にお持ちください」とアメニティが! シャンプーやお茶などを“余分”にもらっておきたいのですが、問題ないでしょうか…?
ホテル側が想定するアメニティの数量とは?
次に、ホテル側が想定している、宿泊者が持ち帰るアメニティの数量について考えていきます。ホテルの部屋ごとに用意されるアメニティ量は、1セットずつという場合がほとんどです。 「1泊につき1セット使用」を目安にしているため、宿泊日数が増えると同じ量のアメニティが増えていきます。そのためホテル側は、自由に持ち帰れるアメニティを宿泊客は「1セットずつ」持ち帰ることを想定しています。
大量の持ち帰りはNG! 追加の量は必要な分ならばOK
自由に持ち帰れるとはいえ、あくまでアメニティは宿泊に必要な物資の提供です。大量の持ち帰りは想定されていません。窃盗などの犯罪に問われるかどうかはケースバイケースですが、ホテル側とのトラブルになりかねません。 宿泊日数以上の大量の持ち帰りは非常識な対応となります。ほかの宿泊者まで行き届かない可能性も考えられるため、大量の持ち帰りは控えましょう。 しかし、宿泊日数以上の数をもらうことは、必ずしもNG行為ではありません。コットン・綿棒を1日に2セット使う人もいれば、朝・夜で2回コーヒーを飲む人もいます。使用量は人によってそれぞれ。自身のライフスタイルに合わせた持ち帰りについては、ホテル側も想定内のようです。 持ち帰る数量の目安は「宿泊日数で使い切れる程度」であれば、トラブルを避けられ、かつ、欲しいアメニティを十分に持ち帰ることができるのではないでしょうか。 せっかく無料ならばと多めにもらいたくなる人が多いホテルのアメニティ。あまりにも大量の持ち帰りは、ホテルやほかの宿泊者の迷惑になるため控えましょう。宿泊日数で使い切れる程度ならば、一般的に許容範囲内と考えられます。 心配な場合は、どの程度もらってよいか、ホテルに確認するのも手です。マナーを守って、アメニティのサービスを活用しましょう。 執筆者:田中美有 2級ファイナンシャル・プランニング技能士
ファイナンシャルフィールド編集部