泌尿器科医が<夜間頻尿>を防ぐ4つの方法を伝授!「15分間ある姿勢を続けるだけで、トイレ通いがピタリとなくなった女性も…」
◆ふくらはぎのむくみを防ぐアイテム (3)「弾性(だんせい)ストッキング」を履く ふくらはぎのむくみを防ぐストッキングがあります。「弾性ストッキング」と呼ばれるもので、医師もその効果を保証しています。 弾性ストッキングは、足首付近の圧迫力が最も強く、上に向かうほど圧迫力が弱くなっています。重力で水分が下に移動するのを防ぎ、足元から血液が上に戻るのを促すのです。 弾性ストッキングは、薬局などで購入できます。いろいろなタイプがありますが、ハイソックスタイプがいいでしょう。起きてから夕方まで履いていていいのですが、圧迫感が強すぎると感じたら時間を短くしてかまいません。 ただし、心臓病や糖尿病のある人は、医師に相談してください。
◆入浴は2時間前までに (4)ゆっくり湯船に浸かる 湯船に張った温かいお湯に浸かれば、全身の血液が循環しやすく、むくみが取れやすくなります。また、体に水圧がかかるので、足のむくみが和らぎます。 ゆっくり浸かれば、余分にたまった水分も汗として出ていきます。体が温まれば、冷えが原因の頻尿や尿もれも改善します。 寝る直前ではなく、2時間前までに入浴しましょう。寝る直前に入浴すると、かえって寝ている間に尿が排出されやすい状態になり、トイレに行きたくなってしまいます。 また、体が少し冷(ひ)えたほうが、寝つきがよくなります。 入浴は少なくとも寝る2時間前までに済ませ、寝る前にトイレで水分を排出する。そうすれば、夜間頻尿を防げます。 ※本稿は、『頻尿・尿もれ 自力でできるリセット法』(アスコム)の一部を再編集したものです。
高橋悟