プロのクラブ選びに同行! 教えるプロとフィッテイングのプロによるクラブ選びは参考になる話が満載だった
【横山】 あれ!? 重心距離のせいか、たまにプッシュアウトが出ていた「ZX5 MkII LS」に比べて「ZXi LS」ではドローボールが打ちやすいですね。見た目の好みにマッチする引き締まった顔の「ZXi TR」も、「ZX7 MkII」よりもスピンが少なくなって飛んでいます。どっちもいい感じですが、石坂プロから見てどう思いますか? 【石坂】 確かに「ZXi LS」も「ZXi TR」も、今のドライバーよりもスピン量が減って、弾道も非常に安定していますね。データ的には甲乙つけ難いですが、あとは横山プロの見た目の好みと、コースで使ったときの「ミスの許容」との兼ね合いでしょう。念のため「ZXi」と「ZXi MAX」も打ってみていただけますか。 【横山】 「ZXi」と「ZXi MAX」も想像以上に楽にドローが打ちやすいです。慣性モーメントが大きそうでミスの許容度が高く、ヘッドサイズも大きいのでスクールの生徒さんにも自信を持って勧められます。スピンも適度に入って球が上がるのメリットも感じますし、きっと気に入ってもらえそう。ドライバーは結果が重要ですが、ラウンドレッスンなどでいきなり打ってもナイスショットがイメージできる、見た目の印象も同等以上に重要だと思うんです。私のスイング傾向に合わせて石坂プロに提案してもらったフジクラ「ベンタス TR RED(6X)」シャフトとの相性もバッチリだったので、まず「ZXi TR」でカスタムしてもらおうかなと思います。フェアウェイウッドはもう少し重いシャフトが好みなので「ZXi FW」は70グラム台にしようかなと。 【石坂】 そうですね。「ZXi FW」は可変スリーブでヘッドの微調整も可能になっていますから、3番(15度)と5番(18度)の組み合わせをラウンドしながら慣らしていけばいいと思います。では、次にアイアンとユーティリティーを打ってみてください。