センスがなくてもおしゃれな部屋が簡単にできる「三角の法則」を知っている?インテリア上手が特別に教えるディスプレイ術
素敵なディスプレイが簡単に!「三角の法則」とは?
インテリアスタイリングの基本テクニックである「三角の法則」をご存じでしょうか? 「三角の法則」とは、その名の通り三角形になるように小物を配置して構成する方法です。どちらのスタイリングも三角の法則にのっとってデコレーションしています。 最初に最も背の高いアイテムを置き、2番目、3番目と背の低いものを足していきます。 小物の色は、隣り合う色と相性の良い補色や反対色を選んだり、同系色でグラデーションになるように置くとよいでしょう。 数が多いときは、この三角形をたくさんつくるようなイメージで小物を足していくとバランスよく仕上がります。 平面の場合でも、このテクニックは応用できるのでぜひ試してみてください。
こっくりとしたキャメル色に合うアートのような花瓶
ジューシーなライムグリーンのラン、グラデーションが美しいアンティークアジサイ、猫のしっぽのようなパープルファウンテングラス、鮮やかなオレンジが目をひくサンタンカです。 まだまだ暑いですが、今回の推し色はキャメルということもあり、秋らしいイメージのお花を選んでいます。 デスク左側の薄いパープルの石を切り出したような花瓶は、福岡旅行をした際にフラワーベースのセレクトショップBlumoで購入しました。 花瓶ひとつひとつが美術品のように並べられた空間で選ぶのがとても楽しかったです。 パープルのカラーを生けた青の結晶釉が美しい花瓶は、チェコ・プラハのアーティスト、ミラン・パーカーの作品です。CIBONEで購入しました。 偶然の産物による模様は、どこか着物に描かれた花のようで、オリエンタルな空気を纏っていてとても気に入っています。 このほかはフリマなどで購入したヴィンテージベースです。
コーヒークリームのようなキャメルを上手に取り入れる方法は?
実は、キャメルの色選びはとても迷いました。 ブラウンでもオレンジでもベージュでもない絶妙なカラーなので、じっくり吟味して。 最終的には、カラーワークスのHip「7755D Tannery」に。「なめし革」という名前ですが、コーヒークリームのような美味しそうな色合いです。 感覚的な話になってしまうのですが、空や海の「ブルー」、木々の「グリーン」、地面の「ブラウン」など自然界に存在する色はインテリアでも取り入れやすいと感じています。 これらを「包容力のある色」と呼んでいます。 色彩心理なども関係していると思いますが、日頃からよく目にしているせいか、視界を占有していても違和感がありません。 そのため、どんなカラーでも合わせやすい気がしています。キャメルも同じですよね。 また、キャメルはウォームカラーなので、補色のクールカラーを合わせるのがおすすめ。 今回は、ブルーやパープルのアイテムを合わせましたが、ミントグリーンもしっくりきます。 一方、レッドやオレンジ、イエローなどのウォームカラーを組み合わせると、ミッドセンチュリー感のある雰囲気になります。