初めてのエアブラシは"汎用性の高いモデル”がオススメ!【達人のプラモ術<ツール紹介>】
▼何気に便利なアイテム
Finisher's(フィニッシャーズ) 「ベッキーキャップ(内径24ミリのボトル対応:5個入り)」(660円) 各社のシンナーやクリーナーなどの溶剤容器にキャップ替わりに取り付けると、ノズルを回すだけでスポイトなどを使わずとも適量注げるようになる便利モノ(内径24ミリのボトルに対応)。そのまま溶剤のフタ替わりにもつかえるので、付けたままの保存も安心。これがなかなに便利で、達人のようにしょっちゅう溶剤をひっくり返してデスク上を大惨事にしているモデラーにはありがたいアイテムです。
▼細部マスキングに重宝
ペベオ・ジャポン 「ドローイングガムマーカー(マーカータイプマスキングインク)0.7mm」(770円) モデラーにはお馴染みのマスキングゾル(液状のマスキング剤)ですが、粘度が高いため、筆での細かなマスキングはなかなか難しいですよね。「ドローイングガム」はマーカータイプのマスキングインクで、0.7ミリ幅でのマスキングができるというスグレものです。 厚塗りをしなければ塗布後90秒前後で乾燥してくれるのもポイント高し。錆やチッピング塗装の際のマスキング、マスキングテープの目止めにも使っております。本来はアート用のマスキング剤なので紙素材などにも使用できます。
▼ヒートガンでデカールの定着性をアップ
elesories 「エンボスヒーター ヒートガン 小型300W 2段階温度(200度/350度) 超軽量 曲面ノズル付き レジン用」(2380円~) 達人的には、これまで塗装の乾燥促進やデカールの乾燥にヘアードライヤーを使用していたのですが、最近ヒートガンに切り替えました。 ヘアードライヤーではピンポイントの加熱などが難しいことや、また塗装面の乾燥でホコリを巻き上げてしまうことがある、というのが切り替えの理由です。 現在ホビー用のヒートガンは各社から発売されています。見た目がドライヤーと似ていますが、ドライヤーはJIS規格によって吹き出し口から3センチのところの温度が140℃以下と規定されていますが、ヒートガンの吐出温度は300℃程度と非常に高温です。ハンダ付けや塩ビの溶接などにも対応した機種では600℃以上の高温にもなりますが、塗装やデカールの乾燥という用途であれば、低温タイプのモデルで十分です。 現在使用しているエンボスヒートガンはレジン用という事で200℃と350℃の切り替えができるモデル(レジンの気泡取りなどガレージキット製作などにも使用するため)ですが、プラモデルでの使用には必要十分だと思います。サイズ的にもホールドしやすく、また静音性にも優れているのがポイントです。
▼オマケ
タミヤ 「モデラーズナイフ」(1210円) とてもキレイなブルーが出ました! ということで今回は愛用ツールを紹介いたしました。次回は模型製作に戻ります。お楽しみに!
<製作・写真・文/長谷川迷人>