東京23区で「家庭ゴミ有料化」が検討されていると聞きました。一体どのくらいの価格になるのでしょうか?
日常生活において、ゴミの発生やそれに伴うゴミ出しは避けられません。一部の自治体ではすでに実施されていますが、東京23区においても家庭ゴミの有料化が検討されています。 現状、23区内では無料でゴミ出しが可能ですが、家庭ゴミの有料化が実施されると、懸念されるのは金銭的な負担でしょう。そこで本記事では、東京23区における家庭ゴミの有料化について、価格なども含めて解説します。 ▼町内会費の支払いを拒否したら「今後ゴミを捨てるな」と言われた! 本当に従う必要はあるの?
家庭ゴミの有料化とは
家庭ゴミの有料化とは、一般廃棄物、いわゆる家庭ゴミを自治体が処理する際に、手数料を徴収することです。基本的に、自治体が指定した有料のゴミ袋を利用することで、家庭ゴミの有料化を実現しています。 つまり、各々の家庭で発生するゴミの量に応じて、間接的に国民がゴミ処理の費用を負担する仕組みです。 ただし、全ての自治体で家庭ゴミが有料化されているわけではありません。東京都を例にすると、26の市全てで有料化されている一方、23区は有料化されていないのが現状です。そのため、家庭ゴミの有料化に馴染みがない方も少なくないでしょう。 現在、東京都における家庭ゴミの有料化は検討段階にありますが、各自治体で有料化が進んでいる以上、有料化になる未来はあり得るといえそうです。 家庭ゴミを有料化する理由はいくつかありますが、根本的な目的はゴミの排出量を抑えることにあるようです。また、家庭ゴミが最終的に行き着く最終処分場の容量には限りがあるため、活用可能な期間を延長させる狙いもあるとされています。
有料化の費用
今回は東京都の武蔵村山市を例に見ていきましょう。武蔵村山市では可燃ゴミと不燃ゴミ、容器包装プラスチックが有料化の対象になっており、それ以外のペットボトルや缶、ビンなどは無料で収集されます。 有料化の対象になっているゴミを出すには、指定された有料の収集袋に入れる必要があります。指定された収集袋以外ゴミを入れても収集してもらえません。可燃ゴミと不燃ゴミ兼用の収集袋のサイズと、1枚当たりの価格は以下の通りです。 ・特小袋(5L相当):10円 ・小袋(10L相当):20円 ・中袋(20L相当):40円 ・大袋(40L相当):80円 対して、容器包装プラスチック用の収集袋のサイズと、1枚当たりの価格は以下の通りです。 ・小袋(10L相当):10円 ・中袋(20L相当):20円 ・大袋(40L相当):40円 なお、これらの収集袋は全て10枚1組で販売されています。東京23区で家庭ゴミが有料化された際に同じ価格になるかは不明ですが、近い金額になる可能性はありそうです。
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