宮城県内は10日も各地で冷え込みが強まり、平地でも多くの地点で積雪がありました。9日夜から10日朝にかけてはスリップ事故が相次ぎ、交通機関にも乱れが出ました。 【写真を見る】【雪情報】「青森県弘前市と同じくらいの雪です」冷え込み強まり仙台でも8センチの積雪　スリップ事故394件 けさは放射冷却が強まり、県内5か所でこの冬一番の冷え込みとなりました。仙台市太白区向山では、圧雪や凍結した路面により坂道を上れなくなって、立ち往生する車が何台も見られました。また、道路脇に脱輪してしまった車も。 脱輪した車の運転手: 「（坂の）上から下ってきてスピードを緩めようと思ったらスリップして車が止まらなくて、ここまで滑るとは思っていなかった」 宮城県警によりますと、県内では9日午後6時から10日午前8時までに394件のスリップ事故が発生したということです。 玉置佑規キャスター: 「午後1時JR仙台駅東口周辺です。この時間になってまた雪の勢いが強くなってきました。歩行者の皆さんも下を向きながらゆっくり歩いています」 午後には、仙台市中心部などでまた雪が強まり見通しが悪くなる時間もありました。 街の人: 「降り続いていますね。止むと思ったんですけど帰って雪かきしなきゃいけないかなと思って心配です」 青森から来た人: 「私たち青森県弘前市から来たんですけど同じくらいの雪です」 「まさかこんなに降っていると思わなくてびっくりしました」 10日は、この雪の影響による事故などで県内の東北道や三陸道、山形道などの一部区間が一時通行止めとなりました。また在来線は、午前6時頃に仙台駅で信号装置が故障した影響で東北本線などの一部列車に運休と遅れが出ました。 角田駅から仙台駅へ移動した人: 「普段だと今の電車が8時前に着くので8時45分からの授業に間に合うが今日はかなり遅れてしまった」 10日午後6時現在で、最も雪が積もった時の積雪は大崎市古川で16センチ、仙台で8センチとなっています。西部大崎と西部栗原に大雪警報が出ていて、11日明け方にかけて、大雪に警戒が必要です。