YouTube動画、8割以上がショート動画よりも長尺動画を視聴する傾向に
近年、YouTube ShortやTikTokなどのショート動画が若者を中心に人気を集めている。いずれも数十秒ほどで完結するというタイパの良さから、気軽に視聴するユーザーが多いと考えられる。だが、実際にショート動画はどれほど視聴されているのだろうか。今回はYouTubeとTikTokの利用頻度や、長尺動画とショート動画の視聴割合に関する調査結果を紹介しよう。 【画像】唯一無二のニコニコ動画、YouTubeがニコ動の代わりにならない理由
YouTube・TikTokを毎日利用する10代~20代は半数以上
ショート動画SNSの運用などを行う株式会社Utakataは2024年4月15日~29日、10代~50代のYouTube視聴者283人を対象に「YouTubeの利用状況」に関する調査を実施した。 YouTubeとTikTokについて、1週間の利用頻度を尋ねたアンケートを見ていこう。YouTubeは「毎日」が70.0%と、過半数が日常的にYouTubeを開いていることがわかった。一方、TikTokでは「毎日」が43%であり、「1~2日」が22%、「1日以下」が15%と、YouTubeと比較するとアプリを開く頻度は少ないようだ。 ただ、年代別に見ると、10代~20代はYouTube・TikTokともに毎日視聴している人が半数を超えていた。Z世代にとってどちらのサービスも単なる「暇つぶし」ではなく、趣味や習慣のひとつとして日常生活に浸透しているコンテンツなのかもしれない。
8割以上がショート動画より長尺動画を視聴
YouTube・TikTokの1日の平均視聴時間に関する調査によると、YouTubeでは「1時間~2時間」が28%で最も多く、次いで「30分~1時間」が27%、「2時間~5時間」が23%だった。YouTubeユーザーは就寝前など比較的時間の余裕があるときに視聴する人が多いと考えられる。 TikTokでは「5~30分」と回答した人が34%、「30分~1時間」が23%、「1時間~2時間」「5分未満」が双方とも16%と、全体としてYouTubeよりも視聴時間は短い傾向に。TikTokはショート動画がメインであるため、すきま時間などに利用しやすいのだろう。