「Windows メール」のサポートは2024年12月31日まで、それ以降は送受信も不能に
米国時間11月7日にアップデートされたサポート記事によると、Windows 11に標準搭載されていた「Windows メール」、「カレンダー」(予定表)および「People」のサポートは、2024年12月31日に終了するとのこと。それ以降はメールの送受信も行えなくなる。 【画像】新旧「Outlook」はツールバーのトグルスイッチで切り替え可能。新しい「Outlook」アプリへ切り替えると、「Windows メール」が起動しないことがある点には注意 Windows 11標準の「メール」「カレンダー」アプリが2024年に終了することは2023年よりアナウンスされていたが、具体的な日付は2024年12月31日となる。Microsoftは代替アプリとして新しい「Outlook」アプリを2024年8月1日から一般提供しており、順次移行を進めている。環境によっては以下の3つの標準メールアプリが混在していることがあるが、今後は新しい「Outlook」アプリに統一される。 ・Outlook(New):2024年8月1日から一般提供(既定で有効)。すべてのユーザーに無償提供される ・Outlook(Classic):「Microsoft Office」「Microsoft 365」ユーザー向けに提供。少なくとも2029年まで引き続きサポートされ、オプトアウト(拒否)で新版から戻せる ・メール:2024年12月31日でサポート終了 新しい「Outlook」アプリには「Windows メール」でサポートされていなかった多くの新機能や改善が含まれるほか、スパムメール対策の強化、配信停止の提案、なりすまし送信の警告といった最新のセキュリティ機能が投入される。 しかし、そうしたモダナイズの一方でレガシーなCOMアドインのサポートは打ち切りとなる。古い「Outlook」アプリのサポートは当面の間維持されるが、今から移行の準備を始めたほうがよいだろう。
窓の杜,樽井 秀人