侍ジャパン・桑原将志「紅林君は紅いもタルト」 日本一から合流して早くもムードメーカーぶり発揮
国際大会「ラグザス presents 第3回WBSCプレミア12」を戦う野球日本代表「侍ジャパン」は8日、チェコ代表と9、10日に行う強化試合(ラグザス 侍ジャパンシリーズ2024)に向けてバンテリンドームナゴヤで公式練習を行った。日本シリーズに出場した牧秀悟内野手(26)、桑原将志外野手(31)、佐野恵太外野手(29)=以上DeNA=、栗原陵矢内野手(28)=ソフトバンク=が合流。全28選手がそろい、大会連覇へ突き進む。 2017年のアジアプロ野球チャンピオンシップ以来、7年ぶりに日本代表に選出された桑原は通常メニューをこなし「体は元気ですし、一人一人としっかりコミュニケーションをとれたのでよかった」と合流初日を振り返った。 日本シリーズでは全6試合に出場し、打率・444、1本塁打、9打点。シリーズ新記録となる5試合連続打点をマークするなどリードオフマンとして存在感を示し、MVPを獲得。日本代表では背番号10をつける31歳は、9日のチェコ代表との強化試合に向けて「行くと思います。試合に出ると思います」と前のめりだった。 ムードメーカーの一面も早速発揮し、初対面の紅林(くればやし)を沖縄銘菓の「紅(べに)いもタルト」と命名。「昔から紅林君が試合に出ているときに、ベンチから『紅いもタルト』と、ちょけて(ふざけて)言っていましたよ。ケージで笑っていました」とナインとの距離を近づけた。 チームでは源田に次ぐ年長者。「年下の子が多いので試合に入っていきやすい空間をつくっていきたいし、姿勢でも言葉でもしっかり鼓舞できれば」とリーダーの自覚もある31歳が代表にプラスアルファをもたらす。(横山尚杜)