【Jr.ウインターカップ】HOOPS4HOPE初の決勝進出、4Q中盤に逆転[し四日市メリノール学院中を下す[中学バスケ]
競り合いとなった試合を制したHOOPS4HOPE
1月7日、「Jr.ウインターカップ2024-25 2024年度第5回全国U15バスケットボール選手権大会」女子準決勝で四日市メリノール学院中(三重)とHOOPS4HOPE(千葉)が対戦。6点差を追いかけて迎えた4Q中盤、HOOPS4HOPEは3Pシュートを効果的に決めて逆転。58-54で初の決勝進出を決めた。 【写真】四日市メリノール学院中対HOOPS4HOPEの写真ギャラリー(20点)をチェック 第1回、第2回大会覇者である四日市メリノール学院中は2回戦から登場。北谷中(沖縄)に59-39、伊那 GOLDEN PHOENIX(長野)に75-49、F unite(山梨)に74-46と勝利しての勝ち上がり。No.6小林蘭、No.18坂本慧心が得点面で貢献する一方、3試合共に50点以下とディフェンスも特徴だ。対するHOOPS4HOPEは、1回戦でLakeForce(滋賀)を55-22で下すと、純心中(長崎)に63-53、秋田ノーザンハピネッツU15女子(秋田)に65-41、たんぽぽバスケットボールクラブ(埼玉)に70-59で勝利してのベスト4進出。No.13田原莉桜、No.20中澤希乃など誰もが得点できるチームである。 先に流れを引き寄せたい両者は立ち上がり、フィジカルなディフェンスを展開した。先制したのは四日市メリノール学院中。No.8安井穂香が一瞬の速さを生かしてレイアップを決めた。HOOPS4HOPEは、ミスが出てシュートが放てず。四日市メリノール学院中No.18坂本がリバウンドから追加点を奪った。 HOOPS4HOPEの初得点はNo.14森園月愛。しかし、ディフェンスから速い展開を作る四日市メリノール学院中はNo.7横川柚季、No.11竹田花梨のシュートで得点を伸ばした。HOOPS4HOPEもクォーター終盤に来て、好ディフェンスを披露。No.5笠原がリバウンドからシュートを、No.16松嶋彩心が3Pシュート、No.7木村晴愛がレイアップを沈めて1点差にすると、No.20中澤が3ポイントプレーを決めて同点に。それでも四日市メリノール学院中はNo.8安井がブザービーターを決めて15-14で1Qを終えた。 2Q前半、四日市メリノール学院中はNo.6小林が得点源となり、残り5分弱で24-16とリードを作った。HOOPS4HOPEは、リバウンドからチャンスを掴んでNo.16松嶋、No.20中澤が追加点を奪うと、No.17桶野千馨がコーナー3Pを沈めて点差を詰める。その後は点を取り合ったが、四日市メリノール学院中の30-27でハーフタイムを迎えた。四日市メリノール学院中のディフェンスもあって、前半13本のターンオーバーが出たHOOPS4HOPEだが、リバウンドでは19-12と優勢に立った前半だった。 後半立ち上がり、四日市メリノール学院中はNo.7横川、No.18坂本が3ファウルに。HOOPS4HOPEはNo.13田原の3ポイント、No.14森園、No.20中澤のフリースローで 1点差に迫った。 四日市メリノール学院中はNo.7横川が4ファウル、No.18坂本が3ファウルとなるが、そのNo.18坂本がゴール下で強さを発揮すると、No.6小林、No.8安井がドライブからレイアップ。残り1分半で44-36とした。残り45秒、No.18坂本も4ファウルになってベンチに下がったが、46-40で3Qを終えた。 4Q、追いかけるHOOPS4HOPEはNo.13田原のフリースローでクォーター初得点。さらに合わせのプレーでNo.78中平結心が決めて2点差になった。すると残り6分46秒、四日市メリノール学院中は4 ファウルのNo.7横川、No.18坂本がコートに戻した。 残り5分、HOOPS4HOPEはNo.30吉岡藍のミドルシュートで同点にすると、続くオフェンスでNo.14森園が3Pシュートを沈めて49-46と逆転した。四日市メリノール学院中 はすぐにNo.18坂本がインサイドで決め化したが、HOOPS4HOPE はNo.78中平の3Pシュート、No.14森園のレイアップで54-48とした。残り3分24秒、四日市メリノール学院中は初のタイムアウトをコールし、間を作った。するとNo.6小林がまずゴール下で得点したが、HOOPS4HOPE もNo.13田原がターンアラウンド・シュートを決め返し、6点リードで残り2分を切った。 四日市メリノール学院中はハイローでNo.18坂本に入れたが、ディフェンスの寄せが早く得点につながらない。残り1分半、HOOPS4HOPEはNo.13田原のレイアップでリードを8点差に広げた。四日市メリノール学院中はNo.6小林がフリースローのチャンスを得たが得点できず。残り30秒、No.11竹田が決めると、No.8安井がスティールから速攻を決めたが、追い上げもここまで。HOOPS4HOPEが58-54で勝利した。 HOOPS4HOPEはNo.13田原、No.14森園が共に11得点。8得点のNo.20中澤は特にインサイドでのディフェンスで貢献した。四日市メリノール学院中はNo.6小林が20得点、11リバウンドのダブルダブル。No.8安井が11得点を記録した。3Pシュートは、HOOPS4HOPEが4本を決めたのに対して、四日市メリノール学院中は0本に終わった。