CL、EURO、そして東京五輪…異例の3冠を狙うエムバペの野望【ワールドサッカーダイジェストのザ・ジャーナリスティック】
4年に一度のオリンピックチャンスは限られている
CL優勝→EURO制覇→五輪金メダルという、巨大な野望に燃えるエムバペ。2020年、我々は歴史的偉業を目撃することになるのか。(C) Getty Images
オリンピックイヤーの2020年。エムバペが秘めている野望には、途轍もないスケール感がある。パリSGでCL優勝、フランス代表でEURO制覇、そして五輪代表で金メダルという異例の3冠ははたして可能なのだろうか。(文:フランソワ・ヴェルドネ/訳:結城麻里 2020年1月16日発売ワールドサッカーダイジェスト『ザ・ジャーナリスティック フランス』を転載) ―――◆―――◆――― 「Citius-Altius-Fortius」。この3つのラテン語で表現された近代オリンピックのモットーは、限界を突破しつづけるフランス人アスリートにぴったり当てはまる。 より速く、より高く、より強く―。キリアン・エムバペだ。昨年12月20日に21歳の誕生日を祝った若者は、オリンピックイヤーである2020年を象徴する偉大なアスリートのひとりとなるかもしれない。 エムバペ自身は、すでに確固とし
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