大谷翔平が大リーグ史上初「43-43」達成 首位攻防Dバックス4連戦初戦を10-9で制し3連勝 二回に二盗、八回に左越えソロ
「ダイヤモンドバックス9-10ドジャース」(30日、フェニックス) ドジャースの大谷翔平投手が「1番・指名打者」で先発出場。9-5の八回2死走者なしで迎えた第5打席で2試合ぶりの43号ソロを左翼席へ放った。二回に二盗を決めており、メジャー史上初めての「43本塁打-43盗塁」を達成した。 【動画】大谷が二回に二盗→八回にソロで前人未踏の「43本塁打ー43盗塁」達成 スタジアムはもうお祭り騒ぎ ナ・リーグ首位のチームは、4ゲーム差で2位に迫るライバル・ダイヤモンドバックスとの首位攻防4連戦の初戦。10-9の1点差で制し、ドジャースが3連勝とした。 大谷は28日のオリオールズ戦で1本塁打、2盗塁で42本塁打、42盗塁とし、1998年に42本塁打、46盗塁をマークしたアレックス・ロドリゲス(当時マリナーズ)以来、メジャー史上2人目の「42-42」を達成していた。 29日の同戦は3戦ぶりの無安打で足踏みした大谷だったが、この日は初回の第1打席に右翼線二塁打。フリーマンの2ランで先制のホームを踏んだ。二回の第2打席は無死一、三塁で右肘付近への死球で出塁。1死一、三塁となり二盗を決めた。その後、四、六回は空振り三振に倒れていた。 9-5で迎えた八回の第5打席は初球、真ん中の速球を見逃し。2球目は内角の速球を強振して空振りしたが、3球目、再び真ん中にきた93マイル(約149・7キロ)の速球を逆方向に運んだ。打球速度159・3キロ、打球角度32度で飛距離は115・8メートルだった。 ダイヤモンドを一周してベンチに戻ると、いつも通りにひまわりの種シャワーを浴び、チームメートから「グッジョブ」と声をかけられた。 試合は初回に2点ずつを奪い合い、三回終了時点で5-5と両者一歩も譲らない熱闘。中盤以降にドジャースが一時は10-5と引き離したが、ダイヤモンドバックスに九回に4点を返されて1点差に迫られる大激戦だった。