【100歳のヤス子ばあちゃん】「このままでは…」医師のすすめでリハビリ開始!?「人に見られるのが嫌」と、行き渋ってしまったけれど?【作者に聞く】
100歳を迎えた、ヤス子ばあちゃん。医師に「このままだと足が弱ってダメやわ」と言われ、リハビリテーションに通うことに!?たばやん(@obaatyanntoissy)さんの家族漫画「おばあちゃんと一緒」を紹介するとともにヤス子ばあちゃんの近況を聞く。 【漫画】本編を読む イラストレーター兼漫画家であるたばやんさんは、現在看護roo!にて「終末期の患者さんのためにできること」や「実習中、患者さんに無視されたら?」など、看護学生や看護師の体験談を漫画化。看護の中でぶつかる壁や報われる気持ちなど、ナースのお仕事を描く。 ■おばあちゃんの歩く姿をみた医師「このままやったら足弱っていってダメやわ…」 昨年の11月に100歳を迎えたヤス子ばあちゃん。「数日前からそのことを言われると『言ってくれるな』と嫌がってました。うれしくなかったみたいです(笑)。やっぱり「100歳」という響きは1世紀になりますし、とても大きかったのではないか…と思います」と、100歳という大台に乗ることに躊躇いがあったようだ。 最近では、自宅訪問の際に医師に「このままやったら足弱っていってダメやわ…」と言われ、施設に「歩きに来られ」とリハビリテーションに通うことになった。おうちが大好きなヤス子ばあちゃんは、はじめは「イヤイヤ」と嫌がっていた。 このように年齢を重ねると「人に見られたくない」「弱いとこを見せたくない」という人も多いのだとか。ヤス子ばあちゃんも、はじめは「ろくに歩けもせんがんに、初めてのところでモタモタになって迷惑かけるかと思って、不安で不安で…」とストレスと不安でいっぱいだったものの、1カ月を過ぎると少しずつ前向きになってきた。「負けたくないという理由で100歳からのチャレンジ。ヤス子さんはすごい」と、応援のコメントも届く。 たばやんさんに詳細を聞くと「毎週1回、3ヶ月ほどリハビリに通い、体操や簡単な運動などを頑張っておりました。本人もやる気が出て、家での生活にも自発的に行動するなど良い影響が出ておりました。私もうれしくて、漫画で記録を続けていました。4ヶ月ほど経った頃、頑張りすぎた日は熱が出てしまうこともあったため、活動を少し緩めて現在はデイサービスに切り替えているのですが、“外出して通う”ということが身についたのは、とても良いことだと思いました」 「現在は週に1回、お風呂に入って歩いて、お昼ご飯を食べて帰る半日コースに通っています。お風呂が付いているので、母も助かっており、祖母も週に1回良い刺激を受けながら通っております。今も自分で自分の分の皿を洗ったり、トイレは歩行器を使わずに杖で歩いたりと、無理なく体調に合わせて工夫して運動しています!リハビリを始めた時の期待感に比べると、ちょっと残念な結果かもしれませんが、無理なく優しく生活していてもらいたいな、と家族で見守っております」と、たばやんさんはコメントを寄せた。 ■取材協力:たばやん(@obaatyanntoissy)