なかなか改善しない「子どもの食のお悩み」トップ10&みんなの対策方法も紹介!ママパパ564人に大調査
3位 食事の姿勢が悪い(134人)
3位にランクインしたのは、食事中の姿勢の悪さです。「何度注意しても猫背で食べる」「まっすぐ椅子に座れない」など、食べる時の姿勢が良くないことに悩んでいる人も大勢いました。きれいな姿勢で食事をすることはマナーのひとつ。「家ではつい姿勢が悪くても見逃してしまうけど、外でこの姿勢だと将来困る」という声もありました。 ★対策は? 「声をかけ続けるしかない」との声が多数。できないことを注意するよりも、正しい姿勢ができたときに褒めることで、子どものやる気を引き出せます。また椅子やテーブルの高さが子どもに合っているか、成長に合わせて確認を。
2位 食事に時間がかかる(146人)
「家族が食べ終わってもまだ半分も食べ終わらない」「しゃべってばかりで食事の時間が長くなる」など、食事に時間がかかるというお悩みが2位でした。食事を食べる時間には個人差があるものの「はやく片付けたい」「朝ごはんをゆっくり食べるからいつも出発がギリギリになってしまう」など、生活時間のバランスで悩んでしまう人のお悩みが聞かれました。 ★対策は? 「『○分までに食べよう!』と目標を設定している」「食事に集中するように、会話を減らす」「盛り付ける量を少し減らす」などの工夫をしているよう。「好きなものを先に食べると、食事への意欲が高まり、ペースも自然に上がる」との声も。
1位 好き嫌いがある(211人)
なかなか改善しない食に関するお悩み第1位は、好き嫌いでした。「葉野菜が苦手で食べてくれない」「魚を出すと露骨に嫌な顔をして食べない」など、子どもの食べ物の好き嫌いに困っているという声がもっとも多い結果となりました。食べ物の好き嫌いは大人でもあるものですが、成長期の子どもたちにはいろいろな食材をバランスよく食べてもらいたいと思うがゆえに、悩む人も多いようです。 ★対策は? 「臭いが苦手な場合が多いので、臭みを消したりカレー味などで食べやすくする」「トマトやにんじんは煮ると甘味が増すので、野菜はできるだけ加熱する」など、調理法を変えて、見た目や、味、食感を工夫するのが効果的という声が多く挙げられました。 ランキング外のお悩みとしてそのほかに挙がったのは、食事のマナーに関するお悩み。「くちゃくちゃ音を立てて食べる」「茶碗を持たない」「座っている時の足クセが悪い」など、食事のマナーを守って食べられるようになってほしいと考えている保護者が多いことがわかります。
声をかけつつ、成長過程ととらえ見守ろう
子どもの食の悩みは成長の一過程。焦らず、子どものペースに合わせて向き合いましょう。温かく見守りながら、家族で過ごす食事の時間を大切にしたいものです。 【アンケートの概要】HugKumメルマガ会員への食に関するアンケート調査 回答数 564人(幼児&小学校低学年のお子さんを持つ保護者)調査期間 11月1日~17日
文/小池百々子