特許取得構造と新素材を採用 「MIZUNO NEO VISTA」のポテンシャル
まずはお馴染みウエーブプレート。ミッドソール間にグラスファイバーで強化されたナイロン製のウエーブプレートを挟み込むことで、安定性をもたらしている。それから、安定性確保のために底面がワイドになっている点も特徴だろう。「WAVE RIDER 27(ウエーブライダー 27)」との比較で、前足部は4mm、踵部は5mm、中足部は25mm広い。安心して足を任せられるはずだ。
アッパーは履き口とシュータンが一体化したブーティー構造を採用。柔らかいニットアッパーは足馴染みが良く、ソックスのように足を包み込む。「ミズノネオビスタ」のアッパーは、「WAVE DUEL NEO(ウエーブデュエルネオ)」のアッパーが原型にあり、デイリーランニングに適したものに改良を重ねたのだという。
快適に心地好く前に進む推進力が魅力
足を入れてまず感じるのは、アッパーのフィット感の良さ。ブーティー構造に関しては好き嫌いが分かれるかもしれないが、足入れのしにくさもなく、足とシューズが一体になったかのように感じられる。
走り出すと、想像していた以上の反発力に驚かされる。これはミッドソールに採用された新素材、MIZUNO ENERZY NXTの効果が大きいのだろう。ミズノネオビスタは日々のジョグトレーニングから、エリートランナーのスピード練習、そしてサブ4(フルマラソン4時間切り)、サブ5レベルのランナーのレース用に推奨されているが、確かにスピード練習やレースに対応できる推進力が得られる。 デイリートレーナーと呼ばれるカテゴリーのランニングシューズと比べても、この反発感は頭ひとつ抜けているのではないだろうか。 ジョグトレーニングの質を高めたい、デイリーのランニングを快適なものにしたいというランナーにとっては試す価値のあるシューズだろう。