【独自解説】六本木クラブ襲撃事件、“人違い”による殺人事件が起きた背景…リーダー格とされる元『関東連合』の“残虐王子”、その人物像とは?「人を引き寄せるものが強くあった」
『関東連合』は関東地区の“暴走族”の連合体で、1973年頃に結成し、2003年に解散。しかし、OBが暴走族時代の人的ネットワークを活用して集合離散を繰り返し、暴力団の後ろ盾を得るなどして新たなグループを形成しています。 有名な事件としては、2010年1月にOBが被害者となった「元横綱 傷害事件」、同年11月に所属していた男が関与した「歌舞伎役者 暴行事件」などがあり、『関東連合』の名前が一般に知られるようになりました。 Q.『関東連合』の実態は、どうなっていますか? (佐々木氏) 「主要メンバーが逮捕されたうえ、“半グレ集団=準暴力団”という位置付けになって規制が強化されたため、弱体化していることは間違いないと思います。何より、この事件以降、メディアが多く取り上げたことで、世間から“『関東連合』は危ない”と厳しい目が向けられるようになりました。ただ、非合法な行動をしている残党は、まだいると思います」
■「IQ145以上」「礼儀正しく真面目」「お酒は飲まない」見立容疑者の人物像
『半グレと芸能人』(大島佑介著・文春新書)によると、見立容疑者の知人が「少年院時代にやったIQテストでは知能指数が145以上」「警戒心がとても強く、仲間内でさえ自宅の住所を教えなかった」「とにかく人の心をコントロールするのがうまい」と話していたということです。 また、事件前に見立容疑者を取材したという経済ジャーナリスト・須田慎一郎氏によると、「寡黙で物静か、礼儀正しく真面目」「理路整然と話をしており、粗暴とは感じなかった」「オーラがあって非常に頭の切れる人物だった」としています。そして、食事をしながら話をした際、「お酒は飲まない」と言っていたということです。 Q.“残虐王子”の異名を持っていたという見立容疑者は、非常に冷静・冷酷な人間だということですよね? (佐々木氏) 「これほど大きな組織のトップに立っていた人物ですから、“人を引き寄せるもの”が強くあったことは間違いないと思います」
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