ゴルフクラブのスペックは数字ばかりでイメージが湧かない… 譲ってもらったクラブは自分が合わせるべきなのか?
譲ってもらったクラブが自分に合っているのか分からない
ゴルフ好きの知人から先日、次のような相談を受けました。 「実は知り合いからアイアンセットを譲ってもらえることになったのですが、そのアイアンが自分に合うのかどうかがよく分からないんですよね」 【写真解説】25ヤード刻みでOK! 100ヤード以内の超簡単な飛距離打ち分け法 「今のアイアンはA社の製品で、何の不満もなく使っていたのですが、知り合いと一緒に回ったとき『それ、もう古いから、もっと新しいモデルで余っているやつがあるからあげるよ』といわれたんです」
「それはB社の製品を練習場で打たせてもらったのですが、今のアイアンよりも明らかに振りやすかったです。でも、コースで上手に打てるかどうかは、また別の話ですよね。それと振りやすいということは今よりも飛ぶかもしれません。アイアンの飛距離が変わると、距離感が合わなくなりそうです」 「新しいアイアンの飛距離に慣れていけばいいだけの話なのですが、それをラウンドの機会が多い今の時期にやるべきことなのか迷っているんですよね。今すぐもらったアイアンに替えるべきか、それともしばらくは今のアイアンを使い続けたほうがいいのか悩んでいるんです」 確かに悩ましい問題です。譲ってもらえるアイアンが振りやすいと感じるのであれば、自分に合っている可能性が高いと思われます。一方で、距離感が合わなくなる可能性があるのも事実です。これは本人がタイミングを決断するしかないでしょう。 そのことを心配した知人が最初に行なったのは、2つのアイアンのスペック比較でした。ロフトとクラブ長を見比べたところ、7番と8番アイアンのロフトが1度ずつ違っていましたが、それ以外は同じだったそうです。 でも、ロフトとクラブ長が同じでも飛距離が同じになるとは限りません。新しいアイアンのほうが振りやすいと感じるのであれば、クラブの重さやバランスが違う可能性があります。また、振りやすければヘッドスピードが上がりますから、それによっても飛距離が変わります。 結局、新旧2つのアイアンが同じ飛距離ということはありえません。