女子ゴルフパリ五輪代表3人選出の可能性もあった日本だが…全米女子プロで明暗分かれた2選手
国内女子ツアーで22、23年と2年連続年間女王の山下美夢有(22=加賀電子)が、メジャーで自己最高の2位でパリ・オリンピック(五輪)切符を獲得した。 【イラスト】ゴルフ日本女子の最新世界ランキング上位 24日付の世界ランキングが発表され、日本勢1番手10位の笹生優花(23)とともに同2番手の19位が確定した。大会は首位と2打差の2位からメジャー初の最終日最終組で回り、3バーディー、2ボギー、1ダブルボギーの73で通算4アンダー、284。7アンダーで優勝した梁熙英(韓国)には及ばず日本女子4人目はならなかったが、2アンダーで7位の渋野日向子、西郷真央とともに、史上3度目となる女子メジャーでトップ10に日本勢が同時イン。五輪では日本ゴルフ界初の金メダルに挑む。 ◆女子ゴルフのパリ五輪代表選考 6月24日付の世界ランキングに基づく、五輪ランキングで出場60人が決まる。各国上位2人に出場権が与えられ、世界ランキング15位以内に3人以上いる国は、最大4人まで出場権を得る。17日付世界ランキングで、日本勢最上位6位の笹生は早々と当確。20位古江彩佳、21位畑岡奈紗、22位山下が、小差でひしめく大混戦だった。その中で畑岡が今大会で予選落ちし“脱落”。日本勢5番手で世界36位の岩井明、同6番手で42位の竹田は、今大会優勝が求められる状況で、事実上、古江と山下の一騎打ちの様相を呈していた。古江も優勝争いに加わっていれば、ともに世界15位以内に浮上し、日本代表が3人となる可能性もあった。