「良い年を過ごせるように…」初詣客に人気、鎌倉・鶴岡八幡宮で破魔矢作りが大詰め
新年に多くの初詣客でにぎわう鶴岡八幡宮(鎌倉市雪ノ下)で、正月の縁起物の「破魔矢」作りが大詰めを迎えている。 【写真でもっと見る】縁起物の破魔矢を1本ずつ丁寧に作っていく神職や巫女ら 伝承によると、破魔矢は前九年の役(1051~62年)を平定した源頼義が戦勝を感謝し、弓矢を鎌倉・由比ケ浜に建立した神社に奉納したのが起源とされる。同八幡宮には三が日に例年約250万人が訪れるという。開運の縁起物とされる破魔矢は初詣客に人気で、同八幡宮では今年2月から1年がかりで12万5千本を準備してきた。神職や巫女(みこ)が矢の先端に鏑(かぶら)を付け、鈴飾りを結んで1本ずつ丁寧に仕上げている。 同八幡宮の巫女を務める北出史織さん(25)は「参拝に来た人が良い年を過ごしてもらえるようにと思いながら作っている。毎年楽しみにしてくれる人も多い」と話していた。
神奈川新聞社