エバラ食品「プチッと鍋」誕生から11年 愛され要因は“鍋以外”への広がり
「プチッと鍋」ブランドの新ステージ
Q.8月にサブブランドとして「プチッと鍋ホッと温」を発売しました。開発の経緯を教えてください。 黛さん「『プチッと鍋』は昨年で発売10周年を迎えました。『プチッと鍋』ブランドとして新たなステージに進むため、今回はブランドの新規軸商品としてシリーズ初のサブブランド『プチッと鍋ホッと温』を立ち上げました。 鍋を食べたい、作りたいと思う理由について調査すると、41.7%の方が『寒いとき』と回答するほど、鍋=寒い時に食べるものというイメージが定着しています。(当社調べ 冬場に1回以上鍋調味料を購入する30~60代女性 n=249)。その中で、『温まる』こと『温活』に焦点を当てました。 Q. 「プチッと鍋ホッと温」は、サラサラとした液体形状の「プチッと鍋」と異なり、とろみのあるゼリー形状になっています。ゼリー形状となった理由について教えてください。 黛さん「『温まる』ことに焦点を当て、とろみによる温かさ、冷めにくさで鍋の価値を再定義したいと考え本商品を開発しました。 とろみ成分を入れたつゆは、粘度が高く、『取り出し時の容器への付着』や『調理時の溶け残り』などの課題がありました。そこで、原料の調整や工程の見直しを何度も行ったことで、ゼリータイプの鍋の素(もと)であれば、これらの課題を解決できることが分かりました」 新商品の「プチッと鍋ホッと温」は、鶏ガラだしにオイスター、シイタケ、野菜のうまみ、ごま油の風味が効いた中華風の味わいになっています。鍋なのみならず、八宝菜や中華丼、あんかけ焼きそばの味付けとしても使うことができます。気温が20℃前後となり、寒い冬を迎えそうです。鍋など“温活”をして、冬を乗り切りましょう。
オトナンサー編集部