【ホラー漫画】その肉は何の肉…!?中毒者が続出!行列店の謎の肉の正体を知ってしまった記者は?【作者に聞く】
最近、SNSで話題になっているテイクアウトショップがあった。大きめのミートボールが串に3つ刺さったワンハンドグルメで、キャッチコピーは「おにくの魔法、かけちゃうぞ」。価格は280円と手ごろで、よくある若者をターゲットにした“映えグルメ”のようだったが…。 【漫画】本編を読む/謎の肉や赤いソースの正体は…?知らないほうがよかった… 今回紹介するホラー漫画は、若者を中心に中毒者が続出している人気店が舞台。ニュースサイトの記者のバイトに受かった主人公が、その店を取材するシーンから始まる。 「さあ、これであなたも魔法使い★」と手渡された肉の串を記者がほおばると…!これが目を見開くほどの美味だった!新食感の肉と、肉の中からしたたり落ちてくる赤いソースが相まって…思わず「うっま!」と声が漏れるほど!記者は未知なる味に感激するのだった。 記者はおいしさの秘密を探ろうと取材を試みるものの、案の定断られる。それでもなんとか店の中に潜入できないかと店舗周辺をうろついている際、偶然ある秘密を知ってしまう。その秘密とは…? 本作「ただのうわさです」を描いたのは漫画家の三ノ輪ブン子(@minowabunko)さん。本作について話を聞いてみた。 ――今回紹介させていただいた本作は、電子雑誌「comicタント」(ぶんか社)で連載中の「ただのうわさです」の第1話ですね。 はい。「ただのうわさです」は都市伝説を扱った連載漫画となります。この第1話は1980年代にまことしやかにささやかれた“ファストフード店”を舞台とした都市伝説を、現代版にリメイクしたものです。漫画の最後に、その都市伝説についての解説も付けていますので、ぜひ読んでみてくださいね。 ――「ただのうわさです」では、ほかにどのような都市伝説を取り上げていますか? 「死体洗いのバイト」や「メリーさんの電話」「タクシーの幽霊」など、昔からある都市伝説を扱っています。どれも現代版の都市伝説として描いており、短編読み切りでいろいろな話が登場するので各話で違う角度からお楽しみいただけるかなと思います。 ――最近、それらの連載をまとめた書籍が発行されたと聞きましたが! そうなんです。2024年8月に電子書籍で第1巻を発売しました!「comicタント」で連載した漫画作品だけでなく、描き下ろし漫画も収録していますので、よかったらチェックしていただけるとうれしいです! 本作で記者が知ってしまった秘密とは一体…?彼女はその後、「ヤバー!おいしー!」とミートボールを口に運ぶ女の子たちの姿を見て、胃の中に収まった“もの”をすべて吐き出してしまう…。 「こういう都市伝説、あったなあ」と思い出しながら、現代版にリメイクされた本作を楽しんでみよう。もしかすると「なにこれ、おいしー!」と感激する食べ物も、魔法が解けると意外な“もの”だったりするかもしれないのでご用心…!? 取材協力:三ノ輪ブン子(@minowabunko)