家族4人で生活していると「ハンドソープ」がすぐなくなります。「固形石けん」に切り替えたほうが安上がりでしょうか?
ハンドソープや固形石けんは、手をきれいに洗うために必要なものです。しかし、家族4人で生活をしているとすぐにハンドソープがなくなり、詰め替えタイプでもコストが気になる方は多いのではないでしょうか。 本記事では、ハンドソープと固形石けんはどちらがお得なのか、それぞれにかかるコストを比較しました。また、ハンドソープと固形石けんのメリットやデメリットなどについても解説します。 ▼「シャワーだけ」vs「お湯をためる」1人暮らしはどっちがお得? それぞれの水道代・ガス代を比較
ハンドソープと固形石けんのコスト比較
手洗いによるインフルエンザなどの感染予防や風邪対策は、新型コロナウイルスの流行をきっかけに重要視されています。 では、ハンドソープと固形石けんを家族4人で1年間使用した場合、コストはどれくらい違うのでしょうか。以下で、見ていきましょう。 ■ハンドソープ ハンドソープは数多くのメーカーが販売しており、約500円から3000円を超えるものまで金額は大きく異なります。今回は、次の条件で詰め替えタイプのハンドソープを購入したと仮定してコストを算出してみました。 ・本体容量:240ミリリットル ・詰め替え価格:770ミリリットルあたり500円 ・1プッシュあたりの量:1ミリリットル 上記の条件から1回2プッシュ(2グラム)で使用した場合、120回手が洗えます。ハンドソープで手を洗う回数を1日3回とすると1人の場合は約40日、4人家族で使用した場合は約10日で240ミリリットルの本体容器1本分を使い切ることになります。 4人家族が1ヶ月に使用するハンドソープの量は240ミリリットル×3=約720ミリリットルであることから、1年でかかるコストは以下のような計算になります。 ・720ミリリットル(4人家族1ヶ月分)×12ヶ月=8640ミリリットル(年) ・8640ミリリットル÷770ミリリットル(詰め替え)=約11.2本(詰め替え年間使用本数) ・500円(詰め替え単価)×約11.2本=約5600円(年) ■固形石けん では次に、固形石けんを1年間使用する条件を下記と仮定した場合のコストを見ていきましょう。 ・容量:1個あたり90グラム ・価格:6個入り470円 ・1回あたりの使用量:1グラム 上記の条件でハンドソープと同様に1日3回使用した場合、1人だと約30日、4人家族で使用した場合は約7.5日で1個使い切ります。1ヶ月に使用する固形石けんの数は30日÷7.5日=4個であり、1年でかかるコストは以下の計算になります。 ・4個(4人家族1ヶ月分)×12ヶ月=48個(年) ・48個÷6個(1箱)=8箱(年) ・470円×8箱=3760円(年) 1年間で使用するハンドソープのコストが約5600円であることから、固形石けんにすれば年間約1840円お得になります。ただし、本記事での検証はあくまでも一例なので、使用している商品や量などによって異なります。