協力金を追加支給 東京・小池知事が会見(全文1)努力が無になりかねない
東京都の小池百合子知事は5日夕、新型コロナウイルス感染症対策本部会議の会合終了後に臨時の記者会見を行った。 【動画】東京都、宣言延長で追加の「協力金」 小池知事が臨時会見 ノーカット ※【**** 00:35:30】などと記した部分は、判別できなかった箇所ですので、ご了承ください。タイムレコードは「東京都、宣言延長で追加の「協力金」 小池知事が臨時会見 ノーカット(2020年5月5日)」に対応しております。 ◇ ◇
緊急事態宣言発出からほぼ1カ月
小池:それでは始めさせていただきます。今日は5月5日、こどもの日なんですね。大型連休、このまま10日までという方もいらっしゃるかもしれませんが、今年はSTAY HOME週間と名付けさせていただきまして、皆さま方のご協力を得てSTAY HOMEの方々がたくさんいらしたことと存じます。誠にありがとうございます。 4月7日に緊急事態宣言が発出されてからもうほぼ1カ月になるわけであります。都民の皆さまや事業者の皆さま方には外出自粛、そして施設の使用停止などについて本当に多大なるご協力をいただき、本当にありがとうございます。心から感謝を申し上げたく存じます。また、私たちにとって最も大切な命と健康を守ると、そのために連日、奮闘していただいているのが医療従事者の皆さまでございます。そしてまた生活必需品の供給、日常生活を支える仕事に従事されておられる皆さま方のおかげで、私たちは生活を続けることができているんだと、そのことについてあらためて深く感謝を申し上げ、また、こうした皆さんのご尽力に応えるためにも私たち1人1人が人と人との接触を減らして、感染しない・させない行動を徹底しなければならない。あらためてそう思います。
今日の都内感染者は58名
さて、昨日、国は全都道府県を対象に緊急事態宣言の期間を5月の7日から31日まで延長するということを決定いたしました。5月4日付で改正をされました国の基本的対処方針においては、今後の感染拡大が当面、起こりがたい程度にまで新規の感染者を減少させるための取り組みを継続する必要があるということから、引き続き現在の枠組みを維持して、そして全ての都道府県について緊急事態措置を実施すべき区域として、感染拡大の防止に向けた取り組みを進めているところであります。その上で、東京都を含みます13の特定警戒都道府県におきましては、これまでと同様の取り組みが必要だとしております。 今日の都内の感染者でありますけれども、本日の感染者は58名、そのうち濃厚接触者が29名、海外渡航の履歴のある方はいらっしゃいません。それから調査中の方がちょうど半々、29名であります。これで退院者、退院された方の累計は1612名となります。それから療養施設の受け入れが14名、ホテルでございますけれども、こちらのほうに14名、受け入れをさせていただきました。それから、今日はお亡くなりになった方はいらっしゃいませんということをご報告させていただきます。 そして、こちらの数字を7日間の、日々の上がったり下がったりということだけでなくて、これを1週間でずっと見てみますと大きな傾向が読み取れるのは言うまでもありません。ただ、依然として高水準が続いているということであります。また、国の専門家会議の分析でも、東京の新規感染者数は減少傾向にはあるとはいうものの、そのスピードは緩やかだということを分析されております。また、具体の数値としましても、感染爆発の重大局面と申し上げたのが、あれが3月の下旬でしたけれども、その状況から下回るという状況にはまだ至っておりません。本日午前中に有識者の会議を設けまして意見交換をいたしました。その際も、都内での新規感染者数が減少傾向にあるけれども、昨今、見られる状況として、軽症だった患者さんが急に変わる、急変して重症化するというケースが報告されているということから、依然として予断を許さない状況だ、都は引き続き適切な医療提供体制を確保すべきとのご意見を伺ったところであります。