ヘンな能力を持った4匹の生物が大冒険! 最大4人協力プレイ可能なローグライクアクションゲーム『Mother Machine』
粘着性の液を飛ばしたり、回復する屁をこいたり、4匹の奇妙な生物が各々の能力を駆使して不思議な洞窟の中を進んでいく。『Mother Machine』は最大4人プレイが可能なローグライクアクションゲームだ。 【記事の画像(4枚)を見る】 開発はドイツの小規模スタジオMaschinen-Mensch。ローグライクな探検アドベンチャーゲーム『Curious Expedition』シリーズを手掛けてきた同スタジオが、2Dプラットフォームアクションに挑むのが本作となる。対応プラットフォームはPCがまず決まっており、家庭用ゲーム機にも展開予定。発売は2025年第1四半期を予定している。 お母ちゃんコンピューターの指示で4匹が大冒険 タイトルにある“マザーマシーン”とは、彼方の星でプレイヤーキャラクターを生み出した自律型コンピューターのこと。どうもこの星、かつて人類が進出して開拓しようとしたようなのだが、いまやその姿はない。 寂しく取り残された“彼女”はやがて奇妙な生物グレムリン(※)たちを作り上げ、探索に送り出す……というのがその設定だ。(※妖精の一種であり、同名映画との直接の関係はない) というわけでプレイヤーは個性的な能力を持ったグレムリンを操作し、自動生成型の洞窟ダンジョンの奥地を目指すこととなる。 いろんな仕掛けが仕込まれた洞窟ダンジョンを進んでいく。 ゲームエンジンにはUnreal Engine 5を採用。光の具合がいい感じ。 今回、発表に先駆けて開発チームによるプレゼンと実際のプレイの様子を見せてもらったのだが、グレムリンたちはそれぞれ個性的な能力を持っていて、冒険を進めて素材を集めることで、さらなる変異で能力を獲得・特化できるというのがポイント。 その内容は冒頭で書いたように、トゲトゲを飛ばせたり、回復能力のある屁を放てたり、壁に長く張り付けるようになる粘着性の液を飛ばせたり……といった感じでちょっとキモいのだが、ちょっと昔の海外ゲームのような、ヘンなキャラクターがワチャワチャ動く魅力がある(資料などにはOddworldシリーズなどが参考として挙がっている)。 また移動系の能力がないと進めないといったわけではなく、プレイを重ねて生態系を把握していくことで、植物などの特性を利用して崖の上を目指すといったことも可能。「初心者は入りやすく、ベテランはもっといろんなことができる」設計を心がけているそう。マルチプレイはいつでも参加可能な形になっているという。 ちょっとアホで謎にエネルギッシュな感じは、ひと昔、いやふた昔前の洋ゲー感と言えば伝わるだろうか? これはこれでいいものだ バルーンのように浮かぶ植物に掴まって上を目指そう。でも、粘着汗で壁をよじ登っていくんでも別のルートを開拓できるかも? スタジオの旧作『Curious Expedition』シリーズは日本語などにローカライズされているが、対応言語は未定なものの、本作でもローカライズを予定しているとのこと。 一方でスプリットスクリーン(分割画面)でのローカルマルチプレイやクロスプラットフォームでのマルチプレイについては、現状ではひとまずナシ。ただし家庭用ゲーム機対応の調査が進んだ段階で実現可能そうなら検討したい、とのことだった。