北海完封負け連覇逃す 佐藤瞭磨９回に逆転狙うも遊飛に終わり涙止まらず「自分の実力」／北海道
＜秋季高校野球北海道大会：東海大札幌2－0北海＞◇24日◇決勝◇大和ハウスプレミストドーム 昨年優勝の北海は59～63年に5連覇を達成して以来の連覇を逃した。3年連続の決勝進出も完封負け。4回の2ラン1発に泣いた。平川敦監督（53）は「力負けです」と肩を落とした。 主将の佐藤瞭磨外野手（2年）は閉会式が終わっても、準優勝旗を持ちながら涙が止まらなかった。9月の練習試合で、接触により小腸に穴があくケガを負い、手術。2週間弱入院した。退院後は肩を痛め、今大会は背番号20でベンチ入りした。9回先頭で代打に立ち、逆転を狙うも遊飛。「自分があそこで打っていれば、チームとして最終回勢いが出たと思う。自分の実力。悔しい」と責任を感じた。 現2年が入学した23年春からチームは4季連続で道大会を制し、今夏初めて道内で敗戦を喫した。新チームは決勝まで駆け上がったが、あと1歩だった。「リベンジするしかない。日本一になれるように秋、冬でしっかり鍛えてやり返せるように頑張る」と前を向いた。
