大谷翔平とフリーマンの「温かい関係」…歴史的な逆転サヨナラ満塁弾、大谷はインタビューを終えても…
◇25日(日本時間26日) 大リーグ ワールドシリーズ第1戦 ドジャース6―3ヤンキース(ロサンゼルス) ◆劇弾だ!フリーマン、延長10回に逆転サヨナラ満塁ホームラン!【動画】 ドジャース・大谷翔平選手は試合後、自身のインタビューが終わってもクラブハウスに戻らず、逆転サヨナラ満塁本塁打を放ったフリーマンのグラウンドでのインタビューに耳を傾けていた。 前日(24日)に大谷が「チームメートして感銘を受ける」と語った35歳の歴史的な一打を心の底から喜び、祝福したかったのだろう。息子の病気や相次ぐけがなど苦難の続いたフリーマンを、大谷は近くで見ていた分、心が揺れ動くものがあった。 2人の温かい関係はプレーヤーとしてだけではない。以前、フリーマンは大谷について、「翔平は僕や僕の家族にすごく優しくしてくれる。毎日見ることができる、特別な人間だ」と話していたことがある。大谷は難病を発症して一時重篤状態となったフリーマンの三男・マックス君を応援するためにつくられた「#MAXSTRONG」Tシャツをしばらくグラウンドでの投球練習で着続けていたこともあった。普段、球団指定の練習着しか着ない男だが、応援したいという強い気持ちを示したかった。 2人とも「プロフェッショナル」の塊だ。徹底した準備、野球にかける情熱はすさまじい。そして、何よりお互いをリスペクトしている。両雄並び立たずというが、この2人に限ってはその言葉は当てはまらない。(写真はAP)
中日スポーツ