2シーズン目のテン・ハーフは、ユナイテッドを「妥協のチーム」から理想に近付けられるか【現地発】
プレミアでは優勝はもちろん優勝争いにすら絡めていない
リーグカップを制覇し6年ぶりにタイトルを獲得したユナイテッドだったが、プレミアリーグではまたも優勝争いに絡めず。(C)Getty Images
マンチェスター・ユナイテッドを率いて勝負の2年目に挑むテン・ハーフ監督は、1年目の“妥協のチーム”を理想のそれに近づけられるか──。クラブの身売り問題にジリジリと焦がされながら、まずは移籍市場と戦う。(文:オリバー・ケイ/訳:井川洋一 2023年7月6日発売ワールドサッカーダイジェスト『ザ・ジャーナリスティック イングランド』を転載) ―――◆―――◆――― エリク・テン・ハーフ監督を迎えた1年目の2022-2023シーズン、マンチェスター・ユナイテッドは輝かしくもあり、ひどく凡庸でもあった。 プレミアリーグではリバプール(3節/2-1)、アーセナル(6節/3-1)、マンチェスター・シティ(20節/2-1)を下した。ヨーロッパリーグ(EL)では決勝トーナメント・プレーオフでバルセロナに快勝し(2試合合計4-3)、リーグカップはニューカッスル・ユナイテッドを決勝で破
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