加藤愛アナが三重県伊勢市二見の愛されフード『岩戸の塩ようかん』を調査! しゃべりかけておいしくなる丹精込めた和スイーツ
その町以外ではあまり知られていないけど…地元の人はみんな知っている! その町で生まれ、根づく愛されフード。CBCの加藤愛アナウンサーが全力で調査します。今回は、夫婦岩で知られる『三重県伊勢市二見』の『岩戸の塩ようかん』です。 【動画はコチラ】ほぼ三重・伊勢市二見町だけ愛されフード『岩戸の塩ようかん』をいただきます!【チャント!】
「知っている"ようかん"じゃないです!」衝撃的な出会い
聞き込みをすると、『岩戸の塩ようかん』は「塩のおいしさを感じる」「甘じょっぱい感じ」という声が聞かれた、地元産の塩を使ったようかん。幅広い層から愛されている逸品です。 訪ねたのは、夫婦岩から歩いて5分の所にある『五十鈴勢語庵(いすずせいごあん)』。およそ100年続くこの店の商品は、現在『塩ようかん』のみ。透け感のある、うすい小豆色のようかんをいただきました。すると、「知っている"ようかん"じゃないです。ビックリしました!」と加藤アナ。「甘さはもちろんあるんですけど、塩味を感じます。あっさり、さっぱりでスッと口の中で溶けていく感じ」だとか。甘いものやようかんが苦手という人が、二見の海水100%の"岩戸の塩"を使ったこのようかんを気に入ってくれることが多いそうです。
音楽に声掛け…さらなる滑らかさのためにあんこと対話
二見は古くから伊勢神宮に奉納する塩を作ってきた土地。ミネラルが豊富で強いうま味が特徴の"岩戸の塩"をあんこに入れることによって、唯一無二のようかんが生まれます。一般的なようかんより色やツヤ感が薄めで、食感は軟らかめ。ようかんと水ようかんの中間ぐらいのスッキリとした食感が重要と考え、あんこは練らず、煮詰めすぎないようにしています。 毎回、炊き加減を細かく調整するため機械は使えず、全て手作業。3時間混ぜ続けて整ったほぼ液状の生地をひと晩寝かせることで『塩ようかん』は完成しますが、混ぜ続ける工程で大切なことを、2代目が教えてくれました。「昔はレコードをかけて音楽を聴かせていたんです。そうすると滑らかな"ようかん"ができる」と言います。あんこに音楽を聴かせるという方法は、3代目が作るようになってからは変わって、日々しゃべりかけながら作業をしているそうです。