過去には「夜回り取材禁止令」を提案…空気の読めない「小泉進次郎首相」なら「番記者シャットアウト」か
記者の致命傷となる提案
その取材が禁止されるのは、政治の裏側を取材する記者にとっては致命傷になるのだが、知ってか知らずかそんな提案をしてしまうくらい、小泉氏とメディアの間には距離があった。 小泉純一郎元首相の次男であり、28歳で衆院選に初当選して、早くから「将来の首相候補」と言われてきた進次郎氏。 その輝かしい経歴の一方で発言は「進次郎構文」としてネタ化されるなど、常にメディアの注目の的になってきた。 記者との距離をとりつつも、時にはメディアを利用したいと考えていることは、出馬会見でのメディアコントロールからも窺える。 父・純一郎氏は毎日ぶら下がりに応じることでマスコミ各社にネタを提供し、その中で「小泉劇場」を演出したが、進次郎氏も同じ道を歩んでいくことになるのか。 政治家・小泉進次郎の本性が姿を現すのは、自民党総裁選が終わった後かもしれない。
宮原健太/記者VTuberブンヤ新太 1992年生まれ。2015年に東京大学を卒業し、毎日新聞社に入社。宮崎、福岡で事件記者をした後、政治部で官邸や国会、政党や省庁などを取材。自民党の安倍晋三首相や立憲民主党の枝野幸男代表の番記者などを務めた。2023年に独立してフリーで活動を開始。YouTubeチャンネル「記者VTuberブンヤ新太」ではバーチャルYouTuberとしてニュースに関する配信もしている。 デイリー新潮編集部
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