福島東稜が4年連続ウインターカップ出場 ひたすら耐え続け帝京安積に勝利
◆バスケットボール◇全国高校選手権福島県予選▽女子決勝 福島東稜68-58帝京安積(2日・あづま総合体育館) 女子の決勝が行われ、福島東稜が帝京安積を68―58で下して4年連続4度目の全国高校バスケットボール選手権(通称ウインターカップ、12月23日開幕・東京体育館ほか)の出場権を獲得。第3クオーター(Q)には2点差に迫られる苦しい時間帯もあったが、ひたすら耐え続けた。星希望ヘッドコーチは「最後まで焦らずチーム一丸となって戦い切れました」と振り返った。 前半はナイジェリアからの留学生・オサイ・フェイバー・チノエ(2年)の187センチの長身を生かしてインサイドを制し、35―22とリードして折り返した。第3Qはマンツーマンからゾーンディフェンスに切り替えてきた相手に苦戦したが、藤堂翔子主将(3年)が「足が止まっていたので、もう一度声を掛けて走り切った」と語るように素早い攻守の切り替えから再び流れをつかむと、最後は10点差で勝利。藤堂は「我慢して引き離すことができて良かった」と笑顔で汗をぬぐった。 過去3度のウインターカップはすべて初戦敗退。今年は「タフチョイス」をテーマに「自分に厳しく、つらい方を選んで乗り越えよう」と貪欲に成長を求めてきた。“4度目の正直”に向け、藤堂主将は「先輩たちが果たせなかった初勝利だけでなく、ベスト16、ベスト8と勝ち上がっていきたい」と力を込めた。(秋元 萌佳)
報知新聞社