サバやタコ、冬瓜を使った薬膳レシピ 残暑とエアコンつけっぱなしの環境で食欲がなく胃腸の疲れを感じる時に
◆エネルギーUP! タコときゅうりの山椒和え
タコは疲れた体を回復し、エネルギーアップが叶う夏におすすめの食材です。タコやきゅうりは冷やす効果もあるため、お腹を温める効果のある花椒と組み合わせて仕上げました。花椒は、日本の山椒に比べ、香りが豊かなのが特徴。入手できない場合は、山椒や胡椒に置き換えてもいいでしょう。 暑さで食欲が低下しているときには、花椒のような香りのいい食材を取り入れるのもおすすめです。お好みの香り食材を、普段の食事にも取り入れてみましょう。 体を冷やす食材が多くなってしまうシーズンは、スパイスや香辛料、薬味系の食材などを取り入れてバランスを取ることもいいですね。 ●材料(4人前) ・茹でタコ:150g ・きゅうり:2本 ・塩:少々 ・ごま油:小さじ1/2 ・花椒:適量 ●作り方 (1)きゅうりの皮を、ピーラーで間隔をあけて剥きます。 (2)固い部分を取り除き、輪切りにします。タコはそぎ切りにします。 (3)ビニール袋に(2)のきゅうり、塩、ごま油、花椒を入れてよく混ぜます。 (4)全体に味が馴染んだら、(2)のタコを入れます。 (5)30分ほど味をなじませたら、器に盛り付けて完成です。
◆余分な水分の排出を促す冬瓜とエビのスープ
食欲低下の原因は、胃腸が冷える事によって引き起こされます。そして、胃腸が冷えると、体に余分な水分を溜めてしまいがち。朝起きるとまぶたや顔まわりが浮腫んでいる方は、胃腸を温め、水分を排出する食材もおすすめです。 きゅうりやスイカ、メロンなどの瓜科の野菜には、水分の排出を助ける効果が詰まっています。中でも、今が旬の冬瓜は、お料理にも使いやすい優秀食材。加熱後、一旦冷ます事でギュッと味が染みて、美味しいスープに仕上がりますよ。 冬瓜だけではお腹を冷やしてしまうので、温める効果のあるエビや生姜を組み合わせましょう。 ●材料(4人前) ・冬瓜:500g ・干しサクラエビ:大さじ2 ・生姜:10g ・だし汁:600ml ・塩:少々 ・醤油:小さじ1 ●作り方 (1)冬瓜は、包丁で種を取り除きます。 (2)冬瓜は、緑色が残るように皮を剥きます。 (3)皮をむいた冬瓜は、食べやすい大きさに切ります。 (4)鍋にだし汁、(3)の冬瓜、干しサクラエビを入れて加熱します。沸騰したら、塩、醤油、すりおろした生姜を入れます。 (5)冬瓜が柔らかくなるまで、弱火で15分ほど煮ます。 (6)火を止めて粗熱をとり、味がしみたら完成です。