井上茂徳氏 引退する神山雄一郎へ賛辞「競輪界最大の功労者」
G1・9勝、GP・3勝で初代グランドスラムを達成した井上茂徳氏は神山を「競輪界最大の功労者」と評した。神山とは敵ラインとして戦うことが多かったが、門司記念決勝戦で神山とラインを組んで優勝もある。「神山は高速の持久力が高い選手だった。自転車競技でも高校時代から注目されている逸材で中長距離に強いオールラウンダーだった」と回顧。 「私は41歳で引退したが、その時に“この年齢からの一年一年は命を削るような練習をしなければいけない”と思ったことを覚えている。56歳までトップのS級で走った神山には頭が下がる。また神山は人間性も素晴らしい」と賛辞を惜しまなかった。 ▼武豊 神山さんとは同世代。何度か検車場でお会いして会話をしたことはあります。見た目からして格好いいですよね。僕は競輪ファンなので、同世代が長年、トップに君臨しているのもどこか誇らしかったです。同じ年齢を重ねているので意識したり、励みにすることもありました。引退は寂しいですが、「お疲れさま」と声をかけたいです。