【サブスクで観るならこの1本!】ジャズで心を燃やせ。山田裕貴・間宮祥太朗・岡山天音の熱演で送る劇場アニメーション
サブスクで映画を観ることが当たり前となりつつある昨今、その豊富な作品数故に、一体何を観たら良いのか分からない。そんな風に感じたことが、あなたにもありませんか。本コラムでは、映画アドバイザーとして活躍するミヤザキタケルが水先案内人となり、選りすぐりの一本をあなたにお届け。今回は2023年公開の『BLUE GIANT』をご紹介します! ◇ 『BLUE GIANT』(2023年・日本) (配信:Amazon Prime Video / Netflix / Hulu / U-NEXT/ JCOM / milpulus / DMM TV / dアニメストア) 石塚真一原作の同名漫画を、『名探偵コナン 黒鉄の魚影』などのアニメ作品を手がける立川譲監督が映画化。世界一のジャズミュージシャンを目指し、高校卒業を機に上京したサックスプレーヤーの宮本大(山田裕貴)。ライブハウスで出会った同世代のピアニスト・沢辺雪祈(間宮祥太朗)と意気投合し、大に感化されてドラムを始めた高校時代の友人・玉田俊二(岡山天音)を加えてバンド “JASS”を結成。10代の内に日本最高峰のジャズクラブ「So Blue」に出演するという無謀な目標を掲げ、練習とライブに明け暮れる大たちであったが…。 地道な努力の上に成り立つ自信と大きな夢を持ち、まさに王道主人公タイプの大。幼少期から培ってきた技術とセンスが光るものの、胸の内を晒け出すような自由な演奏を臆する雪祈。2人と違い素人からのスタートで、引け目や苦悩を抱えながら足掻く玉田。何かに強く打ち込んだ経験がある者ならば、三者三様の葛藤に共感し、JASSの熱き演奏に突き動かされるものがきっとある。 たとえジャズに興味がない人であっても、その魅力の片鱗を味わうことができるはず。俳優が声優として参加することが心配な方も、まずは主要キャストの名演を見ていただきたい!胸がアツくなるような作品が観たいときに是非♪ (C)2023 映画「BLUE GIANT」製作委員会 (C)2013 石塚真一/小学館 ※本稿記載の配信サービスは執筆時点のものになります。 ミヤザキタケル 1986年生まれ、長野県出身。2015年より「映画アドバイザー」として活動を始める。 WOWOW・宝島社sweet・DOKUSOマガジンでの連載のほか、ラジオ・配信番組・雑誌などで映画を紹介。イベント登壇、MC、映画祭審査員、BRUTUS「30人のシネマコンシェルジュ」など幅広く活動中。
ミヤザキタケル