平屋でもトイレと洗面台を2つにして正解。朝の渋滞とストレスを解消、家庭内感染防止対策にも
デメリットは、音や光の問題
寝室からトイレ、洗面台、キッチンが近いと、やはり音の問題があります。みんながいっせいに寝て、朝までグッスリであれば、なんの問題はありません。 しかし、夫が仕事で遅くなって、みんな寝てしまったあとに帰ってきたときに、ちょっと問題が。冷蔵庫をあける音が響いたり、キッチンや洗面台の電気の光が、ドアの隙間から入ってきたりして、子どもが起きてしまうということがあります。 そこで帰宅の遅い夫には、冷蔵庫をゆっくり開閉して音をなるべく出さないように、加えて、間接照明で過ごしてもらっています。また、歯を磨くときは、もう1つの洗面台を使ってもらうことで、音と光の問題は大幅に改善させることができています。夫には、気をつかわせてしまいますが…。
2つめは玄関と浴室、子ども部屋の近くに設置
2つ目のトイレと洗面台は玄関と浴室の近くに設置しました。 こちらのトイレはおもに、入浴前や、お出かけ前、帰宅後、来客時や子どもの友達が「トイレを貸して!」と来たときなどに、よく使うトイレです。 洗面台は、トイレの向かいにあり、玄関から近いため、帰宅後すぐに手洗いができます。その奥が脱衣場と浴室になっています。 なお、脱衣場との間に扉を設置しているので、玄関近くではあっても、プライバシーを保てる空間になっています。
2つのトイレと洗面台で、家庭内感染防止対策にも
玄関近くのトイレは、わが家でインフルエンザやコロナ感染者が出たときに、とても活躍しました。 子ども部屋を隔離部屋にして、玄関近くのトイレと洗面台は、感染者が使用。トイレと洗面台を分けることで、接触する機会を減らすことができ、家庭内感染の対策ができました。
トイレと洗面台はセンサーライトにして正解だった
1日に何度も使用するトイレや洗面台。しかし、使用時間が短く、長時間とどまることが少ないので、センサーライトにしました。以前の住まいのような電気の消し忘れがなくなり、よかったと思っています。 それ以外にもメリットが。トイレでは、気がつかないうちに、手が汚れてしまっていることがあります。その手で、電気をつけたり消したりすると、スイッチを汚染してしまうケースも。次に使う人への感染リスクが生じてしまいます。しかし、センサーライトだとその心配はありません。 それから、子どもがトイレを怖がらないというメリットもあります。 わが家が、家を建てたとき、長女が5歳でした。トイレトレーニングが完了して、自分でトイレへ行けるようになった頃。初めてセンサーライトのトイレを使ったときのことです。 自動的にパチッと電気がついた瞬間、トイレが出迎えてくれたと思った長女は「トイレさん、こんにちは」と、とてもうれしそうでした。 賃貸マンションだったときは、「ママ、トイレ! 電気つけてー」と言って、筆者と一緒じゃないと、なかなかトイレへ行こうとしなかったのに…。気がつくと自分でトイレへ行けるようになっていました。 トイレと洗面台が2つずつあることで、わが家はストレスの少ない家になったと思います。確かに、費用はかかります。しかし、妥協せずに、2つずつ設置してよかったと実感しています。
安里ひかこ