小池都知事が記者会見4月3日(全文3完)「感染爆発重大局面」1日も早く過去の言葉に
感染者の急増理由をどう分析しているのか
日本テレビ:日本テレビの中丸です。東京都の感染者の急増についてお伺いしたいんですが、現在の数が684ということなんですけど、この大半を占めるのがやはり先週の後半からいきなり、これまで東京都のほうは2月以降、長らく10人程度で収まってきた感染者数が先週後半から急に急増しました。この感染者が都内で急増した理由について、知事として、東京都として、どういうふうに分析されていますでしょうか。 小池:数字の背景にも、分析いたしますと、今、台東区の病院から発生いたしまして、また次に飛び火をしているというような、1つクラスターがあると。それがさらに広がっているということでございます。それから外国からの帰国者、これは日によって便の関係とか、どこから帰ってこられるのか、それぞれ違うことが、数字によって変わってきているのかと思います。 あとは不明というか、感染源がまだ追い切れていない部分が、これが増えているということで、ただしクラスター班によると、それらの感染者についてさらに深く追っていくと、やはり若い人たちが、その活動によるものが多いのではないか。また、夜の歓楽街での広がりがあるのではないか。特に夜の歓楽街においては、なかなかどういう行動の履歴があるのかということがよく分からないがために、そこからの広がりのトレースがなかなかできないのではないか、そういったことがあろうかと思います。それから、やはり季節的にもいい時季であったなどなども重ねて、その原因の1つではないかと思います。
意識の高まりを期待したい
ただ、今もしっかりとその危険性については皆さま方に訴えをして、結局のところ人から人へと移るものでございますので、先ほど申し上げました3つの密を避けていただくから、それから基本的な話ですけれども、手を洗うことであるとか、咳エチケットという基本的な部分になってくる。それから、これまでの危険性については、自分はかからないだろうと、自分は関係ないと思っていた方が、このところかなり意識が高まってきているのではないかということを期待したいと思いますが、先ほども、動画も、今日もこれからも動画を流していきたいと考えておりますけれど、ちゃんとそういった方々のところに情報が届くような、そのような工夫をしなければというふうに思っております。 これからも皆さんのご協力を得て進めて、感染爆発重大局面、1日も早く過去の言葉にしたいと、このように考えております。引き続きのご協力よろしくお願い申し上げます。ではすいません、最後でお願いします。