ロッテ・髙部が2年ぶり一発 熾烈な外野の競争には「自分のことをしっかり」
ロッテの髙部瑛斗が2日の日本ハム戦で、自身2年ぶりとなる本塁打を放った。 『7番・中堅』で先発出場した髙部は0-0の2回二死走者なしの第1打席、先発・金村尚真が2ボール1ストライクから投じた4球目のカットボールをライトスタンドに放り込んだ。 これが髙部にとって22年8月29日のソフトバンク戦以来となる本塁打となった。 髙部は22年に盗塁王、リーグ2位の148安打を放ったが、昨季は故障に泣かされ一軍出場なし。昨年9月1日に『第一肋骨切除術』を受けた。 髙部は「やはりケアは気をつけてますし、身体も今まで通りにはいかない。まだ自分の事をわかりきってはないのでそれを探りながら、毎日状態が違う身体にどう向き合っていくかのいうのを考えながらやっています」と明かした。 特に「バランスですよね。肩を手術したことによって以前の身体とは全く違うものなので。バランスは全部崩れるので、それをどれだけ理解できるかなと思って。もちろん理解しきれることはないんですけど、どれだけ考えられるかなとは思っています」とバランスを重視する。 ロッテの外野陣は髙部をはじめ、岡大海、荻野貴司、角中勝也、藤原恭大、和田康士朗がおり、ファームにも石川慎吾、愛斗、山口航輝などが控えるなど選手層が厚い。「僕自身安泰しているポジションでもないですし、チームのこともそうですけど、それより先に自分のことをやらなきゃいけないので。自分のことをしっかりやって、それがチームのプラスになればいいなと思ってやっています」と意気込んだ。 (取材=ニッポン放送アナウンサー・大泉健斗)
BASEBALL KING