日本株、いま大注目…! 久しぶりに「最高益」を達成できそうな「プロ厳選・カムバック銘柄5選」を実名紹介
2024年最大のイベントとして注目された米国大統領選挙では、トランプ氏が4年ぶりに大統領の座へ返り咲くことが決まった。2025年の株式市場は、良くも悪くもトランプ氏の言動や政策に揺さぶられやすい相場展開となりそうだ。 【マンガ】5200万円を相続した家族が青ざめた…税務署からの突然の“お知らせ” 不確実性が高まりそうな環境では、企業の業績動向に対するアンテナを例年以上に高く張ることで乗り切りたい。企業の稼ぐ力に目を向ける選択肢のひとつとしては、「最高益銘柄」に注目する戦略も有効となるだろう。 とりわけ注目したいのが、来期に向けて久しぶりに営業利益の最高益を更新できる期待がある銘柄だ。長期的な変革や事業モデルの転換を経て、数年ぶりに頂点へ返り咲くことが予想される企業ならば、外部環境の変化に柔軟に対応できる体質を持つとの観点から注目に値しよう。 こうしたカムバック銘柄については、最高益を更新するまでの期間が長ければ長いほど注目度が高まる傾向がある。連続して最高益を更新している企業よりもサプライズ感もあり、株価上昇率でも上回るケースが多いのが特徴だ。
エフピコ(7947)
■株価(12月27日時点終値)2842円 同社は国内の食品容器市場で約34%のシェアを誇るトップ企業だ。細かな顧客ニーズに対応した少量多品種のビジネスモデルと、常に新しい高付加価値製品を生み出し続ける開発力を強みとしている。リサイクルや環境対応に優れることも業界内での競争優位性につながっている。スーパーなどの小売業者からの環境配慮型製品の需要は年々高まっており、これに応じることのできる開発力を持つことで、さらなるシェア拡充が期待できそうだ。 また、自社物流を駆使し、輸送費の高騰による影響を抑えつつ、効率的なサプライチェーン(供給網)を実現している。効率化が功を奏して営業利益率は業界平均の2倍強に達するなど、今後も高い収益性を維持できる公算は大きいとみる。 堅調な販売の伸びと製品値上げ効果を受けて、2026年3月期の営業利益は5期ぶりに最高益(2021年3月期:193億円)を更新が狙えそうだ。過去3年間の株価推移は下落基調にあるとはいえ、PER(株価収益率)がボトム水準に接近したことで評価不足の感は強まってきたと考える。